社会で生きていくうえで、勉強ができることは大きな武器だ。しかし、せっかくの武器を生かす頭のよさがなければ、これからの社会で幸せになるのは難しい。コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子さんはこう言う。
「60才までの出世競争では、人を蹴落とすような頭のよさで上に立ち、渡り歩けたとしても、リタイア後の30年をどう生きるのか。対人関係や共感力は、小さい頃から人と触れ合う中で鍛えられますが、大人になってからだって鍛えられます」(岡本さん)
勉強すれば幸せになれるのではなく、幸せを実現するための手段が勉強だということを勘違いしてはいけない。
※女性セブン2021年2月11日号