芸能

「うっせぇわ」Adoが大ヒット エモい歌声に“救世主”の声も

公式チャンネル登録者は約86万人(YouTubeより)

公式チャンネル登録者は約86万人(YouTubeより)

 シンガーのAdo(アド)による楽曲「うっせぇわ」が、2月3日発表の「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」で第1位にランクインするなど大きな反響を呼んでいる。新世代の歌手が数多く台頭する中、なぜAdoにここまで注目が集まっているのだろうか。

 2002年10月生まれで現在18歳のAdo。音楽に興味を抱き始めたのは小学生のとき、携帯ゲーム機・ニンテンドー3DSを通じて視聴した動画サービス「ニコニコ」がきっかけだったという。「なんだこれ面白いな」と感動したAdoは、その後中学に進学してからニコニコ動画で“歌ってみた動画”を発表、音楽活動をスタートする。

 最初に投稿したのは2017年1月10日、「君の体温」という楽曲の“歌ってみた動画”だった。ハスキーなヴォイスと独特の節回し、サビで披露する透き通るような伸びの良い高音が特徴的で、視聴者からは称賛のコメントが殺到。すでに完成された歌声だったが、4年後の今年1月10日には同じ楽曲の新録ヴァージョンも公開。より洗練された迫力あるサウンドに仕上がっており、この4年間でさらに磨き上げた才能がうかがえる。

 2019年12月にボカロP(音声合成ソフトのボーカロイドを使用して楽曲制作を行う人物のこと)のくじらの楽曲「金木犀」を歌った音源が配信でリリースされると、その後もjon-YAKITORY、biz、Linmuなど多数のボカロPの楽曲に参加。2020年10月にはボカロP・syudouの楽曲「うっせぇわ」でVirgin Recordsからメジャー・デビューを果たすことになる。

 昨年10月に配信リリースされた「うっせぇわ」は、Adoの力強い歌声も相まって徐々に評判を呼んでいった。思春期の鬱屈とした感情を表現したかのような楽曲内容とマッチしたインパクトのあるMVは、公開から1ヶ月も経たずしてYouTubeでの再生回数が500万回を突破。現在ではすでに桁違いの6000万回を超えており、先述したようにダウンロード・チャートも賑わすに至っている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン