まるで橋田壽賀子が描く家族ドラマの主人公のように、次々と家族問題に悩まされ続ける元横綱・貴乃花の花田光司氏(48才)。今度の相手は長男の花田優一(25才)だ。自称靴職人でタレント、画家、歌手などの顔を持つ、才能豊かな彼が父親に牙をむいた。
優一は『週刊女性』(2月16日号)で、貴乃花からモラハラや暴力を受けたと告白。それに対し、貴乃花が『週刊文春』(2月18日号)で《優一の告白は嘘で塗り固められている》と反撃したのである。この泥沼バトルは、連日ワイドショーでも取り上げられたが、内情は橋田先生でもドン引きするほど根深いものだった。
「以前から親方は、優一くんの靴職人を全うしない仕事ぶりに苦言を呈していました。相撲道を極めた親方から見たら、よく言えばマルチタレント、悪く言えば何もものにできていない優一くんの生き方には納得がいかないのです。決定的な亀裂も彼の仕事にありました。2年前の事務所契約解除の一件です」(貴乃花の知人)
優一は、2017年8月から芸能事務所に所属していたが、翌年11月にマネジメント契約を解除となっていた。
「あの件は、優一くんが仕事で遅刻やドタキャンを繰り返し、靴を注文したお客たちからは事務所に『納品がされない』とクレームが殺到したことが引き金なんです。その直前にはイタリアでのファッションイベントに、事務所負担で出展。このときの費用が2000万円ともいわれています。優一くんがその費用を返済できるはずもなく、代わりに同事務所と業務提携した親方が、CM出演料などの中から返済しているといわれています」(前出・貴乃花の知人)
優一が当時抱えていたのは金銭トラブルだけではなかった。2017年6月に1才年上の女性と結婚したものの、わずか1年半で離婚。新婚でありながら、ほかの女性といるところを報じられるなど不倫疑惑も浮上していた。