常に家庭内の騒動が世間から注目されている“花田家”の人々。放送作家でコラムニストの山田美保子氏が、最新の花田家事情を分析する。
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1年前には父親との仲よしエピソードを披露していたのに
「大なり小なり、どこの家庭にも“事件”は起きるものだと思います。ただ、花田家はそれが外へ筒抜けに報じられてしまう」
とは、2月18・25日号の『女性セブン』に登場した河野景子サン(56才)のコメント。『コトバノケイコ』(学研プラス)上梓を機にインタビューに応じてくださったのだそうです。さらに景子サンは「何かというと部外者が家族に介入してくる環境でもありました」とも。おっしゃるとおりですよね。
花田家の場合は、その時々で誰が“部外者”で誰が“家族”なのか。さらには誰が“味方”で誰が“敵”なのか、よくわからなくなる。これが、事を複雑にする根源と言えましょう。
また、花田家には、“事件”が同時多発するという特徴もあります。こうして『女性セブン』では景子サン、『週刊女性』では花田優一クン(25才)、そして『週刊文春』には貴乃花光司サン(48才)……と、ほぼ同時期にインタビューが掲載されるとは。本当にすごいご家族です。
当然のように、各局のワイドショーは、このネタに食いつきました。正直なところ、コロナに関しては、やり尽くしているようなところもあるうえ、当然、中身は楽しくなるハズがありません。でも扱わざるを得ない。よって制作スタッフはもちろん、MCやコメンテーターのメンタルは疲弊しきっていたのです。
そこに、なんとも香ばしくも懐かしい花田家の事件が勃発したのですから、食いつかぬハズがありません。
その中の1本、『バイキングMORE』(フジテレビ系)に出演させていただいた私。『週刊女性』の優一クン激白に、光司サンが猛反論された『週刊文春』発売のタイミングでした。
大テーマは「親子の確執」。「たとえ父であっても、これ以上見て見ぬふりはできない」と“父のモラハラ”や“暴力”などについて優一クンが告白したことに対し、「このまま“黙して語らず”というわけにはいかない」と光司サン。特に、景子サンへの行動があまりに事実とかけ離れていたため反論せざるを得ないということになったのだそうです。
それだけではありません。父子の関係が悪化したのは優一クンがイタリアから帰国してからだそうで、「職人でもないのにテレビに出て、ちやほやされるのは息子にとってもよくないと思っていました」と光司サン。優一クンに“出演してもらう側”の番組スタッフでもある私は申し訳なかったなぁと思いつつ、でも二世は数字持ってるしなぁ……と(苦笑)。坂上忍サン(53才)は、なぜ優一クンのテレビ出演が減ったのかと疑問に思われていましたが、“1周回って”、またオファーが増えるような気もしています。私が担当した番組ではありませんが、2020年の元日、『NOと言わない!カレン食堂』(テレビ朝日系)で初共演した景子サンと優一クンの2ショットには多くの視聴者のチャンネルが留まりましたから。