いよいよ佳境に入っていく2021年の冬ドラマ。
「今期のドラマはほぼ全部見ていますよ。ドラマ視聴が忙しすぎて、バラエティーは見るヒマありませんね(笑い)」
こう語るのは、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之(42才)だ。俳優デビューとなった『警視庁・捜査一課長』(2018年・テレビ朝日系)に出演した際、SNSで「演技がひどすぎ」と酷評され、勉強のためにドラマを見るようになったという。
「1月クールのドラマでいうと、関東圏で地上波放送されている31作品のうち28本は見てるかな。最近はエキストラさんの顔まで判別できるようになっちゃった。エキストラさんって、結構いろんなドラマを掛け持ちしてるんですよね」(塙・以下同)
そんな「芸人一のドラマウオッチャー」の塙が、最終回を楽しみにするドラマBEST3を上げる。
3位は田舎育ちで平凡なファッション誌編集者・上白石萌音(23才)が仕事や恋に奮闘するラブコメディー『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系・火曜22時)。ヒロインの上白石より彼女の上司である菜々緒(32才)とユースケ・サンタマリア(49才)の恋の行方が気になるそう。
「ユースケさんは笑顔でも目が笑ってなく、サイコっぽくて怖いんです。鬼編集長の菜々緒さんは彼のことが好きだけど、多分うまくいかない。
最終回では、ユースケさんに遊ばれた菜々緒さんがズタボロになって、仕事も何もやる気が起きなくなる。そして『いままで私は何をしてきたのよ』とつぶやくと、萌音ちゃんが来て『編集長、私は編集長に救われたんです!』と励ます。菜々緒さんは涙を流して『ありがとう』と言う。次のシーンではキリッとした菜々緒さんが編集部をツカツカと歩いている。
弱みを見せたことは萌音ちゃんしか知らなくて、『いつも編集長はカッコイイですね』で番組が終わるんです。あっ、これでは完全に菜々緒さんが主役のドラマですね(苦笑)」
2位は『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系・土曜22時)。最愛の女性を何者かに殺された元刑事・亀梨和也(35才)が最新科学を駆使するKSBC(神奈川県警捜査分析センター)を舞台に凶悪犯と対峙する物語だ。
「亀梨くんの婚約者が第1話で殺されて、その犯人を追いかける軸に別の事件が重なる展開。最終回ではその犯人が明かされるはずです」
犯人は誰なのか。塙探偵は「レギュラーキャストの誰かでしょう」と予想する。
「ピンチになるといつも亀梨くんの同僚のシシド・カフカさん(35才)が出てきて一気に敵を倒しますが、もしかしたら彼女が裏切り者かも。ドラマではもともと凶悪犯罪者だった切れ者を亀梨くんが味方として集めていますが、木村祐一さん(58才)やSixTONESの松村北斗くん(25才)など、そのうちの誰かがまだ裏の世界とつながっていて犯人の可能性もあります。誰がいつ裏切るかわからないところがハラハラします」