菅野美穂と浜辺美波の母娘役共演が話題のドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)。ドラマオタクのエッセイスト・小林久乃氏は、恋愛小説家の主人公(菅野)の担当編集者役を演じる男性から目が離せないという。
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毎週水曜夜、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』の放送中、“漱石”というワードのSNSトレンドが上昇する。「は? 夏目(漱石)?」と不可思議に感じるかもしれないが、これは[Alexandros](アレキサンドロス)のボーカル・川上洋平さんの演じている橘漱石という役名である。
「ダメ男ぶりが絶妙」「雰囲気イケメンぶりがいい」「スタイルいいよね」「あれ、ホントに演技初心者?」など女性陣の評価や印象はバラエティに飛んでいる。実は私も作品を見ながらハマっている一人で、ストーリーそっちのけで注目している。
その理由は、彼が今注目の“俳優”ではなく“ミュージシャン”であるから。今回は「ア、アレキ……さ……ん?え、何?」という読者のために、川上さんの魅力を伝えたい。
その正体は今最もドームライブに近い、人気バンド
『ウチカレ』の主人公は菅野美穂さん演じる恋愛小説家の水無瀬碧(みなせ・あおい)。アニメオタクすぎて恋愛経験のない娘・空(そら/浜辺美波)と、アラフォーの碧の親子関係、恋愛模様、それから小説家・碧の仕事ぶりなどが描かれている。
川上さんが演じている橘漱石(たちばな・そうせき)は、出版社の編集部員で碧の担当者。まずは「一体なぜ、ミュージシャンである川上洋平が俳優に?」という疑問が湧く。
川上さんの所属するロックバンド[Alexandros]は、2007年のデビュー以降、シングル18枚以上をはじめとして、多数の曲をリリースしてヒットさせている。その曲の多くがタイアップとして使用されており、特にスバルのCMソングである『ワタリドリ』はMVのYouTube再生回数が1億再生回数を超えている。多くの人がテレビCMなどを通して彼らの楽曲に触れたことがあるはずだ。