いまなお予断を許さない新型コロナウイルス。感染した時に備えて、知っておくべきことは多い。
コロナに感染しても、医師に軽症と診断された場合は、ホテルか自宅での療養となる。罹患中は苦しくて動けないし、買い物にも行けない。そこで、もしも自宅・ホテルでの療養になっても困らないために、用意しておくべきものを専門家に聞いた。
「ホテル療養の場合、室内の空気が乾燥しがちなので、リップクリームやハンドクリームといった、保湿用品を用意しておきましょう。乾燥はウイルス活性化の原因になるので、保湿を心がけてください」(国際災害レスキューナースの辻直美さん・以下同)
自宅療養の場合、調理ができない場合に備えて栄養補助食品や保存食など、手軽に食べられるものを用意しておくといいという。
「家族がいるなら食器の共用を避けるため、紙コップや紙皿の活用を。ゴミも感染者専用のゴミ袋を作り、こまめに口を縛って捨てる必要があるので、ゴミ袋は多めに用意しておくと便利です」
自宅やホテルでの療養中に怖いのが容体の急変。どうなったら病院に連絡すべきか。
「パルスオキシメーターで測定できる酸素飽和度の数値が決め手のひとつになります。96%以下になったら入院が必要とされるため、念のため、用意しておきましょう」
自宅&ホテル療養の対コロナグッズ一覧
【日用品】
発熱で汗をかくのでタオルは多めに用意を。濡らして部屋に干しておけば、乾燥対策にも役立つ。
□石けん
□アルコールや除菌スプレー
□ハンドクリーム
□リップクリーム
□タオル(多めに)
□ゴミ袋(多めに)
□紙皿・紙コップ
□塩素系漂白剤
□ティッシュペーパー
□マスク
□生理用品
□下着などの着替え(多めに)
【食料品】
ホテルでは食事が出るが、療養中は気が滅入るので、好きな菓子や飲み物などを持っていこう。
□菓子類など好きな食べ物
□インスタントコーヒーなど好きな飲み物
□飲料水
□経口補水液やスポーツ飲料
□ゼリー状栄養補助食品
□保存食(缶詰、レトルト食品、インスタント食品、冷凍食品など)