◆美容ケアグッズや香りグッズは使う余裕なし
「いい香りのアロマオイルやハンドクリーム、ボディークリームを差し入れにいただいたのですが、周囲が緊迫した状況なので、使う気持ちの余裕がないんです。そもそも、嗅覚がないから、いい香りのモノをいただいてもわからないんですよね」(43才・主婦)
◆和紙製の袋入り菓子なら、開ける力がないときに便利
「私の場合、食事を飲み込むのがとても苦しくて……。病院食は気が滅入るのですが、差し入れでいただいた有名店の菓子は、ふだん食べられない分、とてもうれしく、頑張って食べようという気になりました。特に干菓子が好きで、口に含み、溶かすようにしていただきました」(53才・会社員)。一気に食べられないので、個別包装してあるものがありがたかったそう。また、こんな声も。「終日だるくて、体力が落ちていたため、ビニール製の袋入りのお菓子は開封しにくかったですね。和紙製の袋に入ったおせんべいは開けやすく、重宝しました」(56才・主婦)
◆大きな布は多用途に使え、何枚あっても重宝
「友人が差し入れてくれた、綿100%の大判ストールが役立ちました。入院時はショール、体を拭くときは視線よけに、退院時は風呂敷として大活躍。色は魔よけの意味があるという赤で、縁起がいい柄を選んでくれたとか。見ているだけでも元気をもらいました」(52才・パート)
◆マッサージ器はある程度体力のある人に……
「一日中ベッドで寝て過ごすので、筋力が落ち、だるくて力も入らず、マッサージ器を使う体力がありませんでした。帰りに持ち帰るのも大変で……(汗)。元気になったいまは活用しています」(50才・パート)
イラスト/ささやん。
※女性セブン2021年3月18日号