スポーツ

夢の3連単で目指す10万馬券 「当てたい」から「儲けたい」へ

「JRA重賞年鑑」にも毎年執筆する作家・須藤靖貴氏が3連単の魔力を語る

「JRA重賞年鑑」にも毎年執筆する作家・須藤靖貴氏が3連単の魔力を語る(イメージ)

 誰もが夢見るものの、なかなか現実にならない“夢の馬券生活”。競馬を題材とした作品も手掛け、「JRA重賞年鑑」にも毎年執筆する作家・須藤靖貴氏が、夢の3連単が持つ魔力についてお届けする。

 * * *
 迫力がないのである。私の生きざまのことではなく、馬券に。気合いを入れて馬柱を検討し、パドック返し馬を凝視して的中に至っても、払い戻しにもうひとつ破壊力がない。低リターンを承知で券種を選んだから仕方ないのだが。

 迫力を辞書で引くと「それに接するものの心を強く捕えて離さないほどの激しい緊迫感」(新明解)とある。ううむ。「複勝8倍もついた」とか「ワイド3000円」とか、悪くはないけどね。

「的中馬券に接する私の心を強く捕えて離さないほどの激しい歓喜」とは? デカい3連単的中しかない! そう思い至ったのである。

 人気薄を含む3連単を的中させた知人は「確定を待つまでの高揚感、幸福感といったら」と恍惚の表情。直後の激しい歓喜に落涙までした。大のオッサンのメンタルを破壊するほどの迫力である。

 私はこれまで、3連複でさえほぼスルー。3連単など検討すらしなかった。だが今は上位3頭を当てる馬券がほぼ主流。背を向けてはいられない。他のコケた分をかっさらってやる、の意気である。

 季節も変わるし、そろそろネット競馬一周年だし、発想を大きく変える。土日に迫力をチャージする。当たりもしないうちから目線が上がるところに人間的欠陥があるわけだが、欠陥よりも迫力だ。わが50代後半は光り輝いている!

 というわけで急激に3連単の人となった。とりあえず10万馬券を目指そう。

 馬券の買い方には「フォーメーション」「2頭軸マルチ」など戦略がある。まずは3連単入門にお薦めなる「5頭ボックス」。これはという馬5頭の全組み合わせ60点、マーク方法も実に簡単。精選5頭のうち3頭が入れば的中だ。泣き所はどうしても買い目が増えてしまう点で、最低でも6000円。

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン