ここは、都内の湾岸エリア。毎日のようにドラマや映画、CM撮影などが行われているスポットに、3月初旬に現れたのは、女優の剛力彩芽(28才)と俳優の三浦貴大(35才)である。メガネ姿で真剣な眼差しで演じる剛力。一時は、ほとんどの仕事を失っていた彼女が、このコロナ禍で再び多忙な日々を送り始めていた。
ある芸能リポーターは「清純派として、明石家さんまさんら多くの同業者にも好かれていた剛力さんが、芸能メディアの格好のネタになり始めたのは、2年半前の夏。サッカーW杯ロシア大会の決勝戦を、ZOZO創業者の前澤友作氏(当時スタートトゥデイ社長)とプライベートジェット機で日帰りで生観戦しに行ったことを、自身のSNSで明らかにしてからでした」と振り返る。
それまでの印象からはかけ離れたはしゃぎっぷりで、イメージが180度変化。次々とスポンサー契約が打ち切られて、女優業も開店休業状態に。かつてのCM女王は、あっという間に仕事を失った。
約1年後の2019年秋に破局して、翌2020年春には復縁が報じられた。個人事務所を設立して、同年8月にはデビュー時から所属していたオスカープロモーションを退社。その後、徐々に女優の仕事も戻ってきた。前出の芸能リポーターは「この三浦さんとの撮影は、フジテレビのCS放送のドラマ『彼女のウラ世界』。“前澤騒動”の前以来、約3年ぶりの連ドラ復帰作です」と解説する。
この3月は単発ドラマも1本。映画も、2月の『新 デコトラのシュウ鷲』と5月公開予定の『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』と、出演作が続くようになった。
「一度の破局→復縁を経て、振る舞いが落ち着いてきたことで、オファーも戻ってきました。結果として、剛力さんの女優としての資質の高さが再認識されてきているようです」(前出・芸能リポーター)
かつては、ファッション業界を席巻していた前澤氏のサポートもあってか、昨年秋からは、剛力がファッションアイテムのプロデュースも始めている。