眞子内親王との結婚問題がなかなか進捗しない小室圭氏と、英王室内で差別的発言があったと明かしたメーガン妃。2人には意外な共通点も多いという。小室氏は母親の借金問題、メーガン妃は折り合いの悪い父親から醜聞をたびたび暴露されるなど、ともに“実家トラブル”を抱えている。
そうした経緯も相まって結婚費用や警備への公費投入に国民から批判が起きているのも同様だ。
そして小室氏は弁護士資格を取るために米ニューヨークへ留学、メーガン妃は王室離脱後の住まいを米カリフォルニア州の16億円豪邸に移すなど、いずれもアメリカに活路を求めている。
個性的な2人がロイヤルファミリーの結婚相手として迎えられたのは、時代の変遷によるところも大きいだろう。ひと世代前まで、ロイヤルファミリーの結婚相手選びには多くの「掟」があった。
まず日本の皇室について、ベテラン皇室記者が言う。
「宮内庁は皇族方の結婚相手の候補をリストアップする際、細かく身辺調査を行ないます。その調査は家族構成や学歴・職歴、犯罪歴の有無だけでなく、父親や親族の職業、財力などにも及ぶ。天皇陛下が結婚された雅子さまも教育者や官僚が多い家系で、お父上は外務事務次官、国際司法裁判所所長を歴任されました。
雅子さまと結婚される前にお后候補にあがった方々も、祖父が証券会社の創業者だったり、徳川家の分家の出身だったり、父親が大手生命保険の重役だったり、錚々たるメンバーでした。
しかし恋愛結婚で結ばれた秋篠宮皇嗣殿下と紀子さまは、そのような身辺調査を“時代に合わない”と感じ、眞子さまを慣例通りの学習院大学ではなくICU(国際基督教大学)に通わせ、自由な恋愛をお認めになられた」