平均世帯視聴率20.1%。3月21日に最終回を迎えた綾瀬はるか(36才)主演のTBS日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』は、今年の全ドラマの中でトップの視聴率をマークして幕をとじた。
同ドラマは、綾瀬演じる女性刑事と高橋一生(40才)演じる殺人鬼の魂が入れ替わるミステリー。終盤に進むにつれて視聴者の予想を裏切る展開が続き、ネット上では毎週、考察の記事や掲示板のスレッドが乱立するなど大反響を呼んだ。最終回の放送直後から、終了を惜しむ「天国と地獄ロス」の声が広がっている。そんな中、期待を込めて噂されているのが「続編」の制作だ。
「ドラマは元に戻っていた2人の魂が、再び入れ替わったかのようなシーンで終わりました。これが“伏線”なのではと話題になっているのですが、実は、実際に映画化での続編の話が進んでいるんです。TBSはこの2月、松本潤さん(37才)主演のドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』の映画化(2021年冬全国公開予定)を発表しましたが、それに続くのが『天国と地獄』だとみられています」(テレビ局関係者)
『天国と地獄』は秀逸なストーリーもさることながら、難しい役どころを見事に演じきった綾瀬にも称賛の声が集まっている。綾瀬は近年、『奥様は、取り扱い注意』(2017年・日本テレビ系)や『義母と娘のブルース』(2018年・TBS系)などでも、印象的な役柄を好演し続けてきた。
「綾瀬さんは、同世代の主演クラスの女優の中で頭ひとつ抜けた存在になりつつあります。『天国と地獄』も成功に導いたことで、これまで以上に各局による争奪戦が加速するでしょう」(芸能関係者)
テレビマンたちの盛り上がりとは裏腹に、綾瀬には“ひと休み”の計画があるという。
「視聴率女王となったいま、綾瀬さんに対する現場スタッフの要求は自然と高くなっています。『天国と地獄』の撮影現場では、プレッシャーに押しつぶされそうになったこともあったようです。張り詰めた緊張の中で、『天国〜』の撮影は4か月続きました。コロナ禍で過密スケジュールになり、心身ともにギリギリでの撮影だった。その結果か、“燃え尽きて”ひと休みすることにしたようです」(前出・テレビ局関係者)
少なくとも年内、地上波の連続ドラマに出る予定はないようだ。リフレッシュ後の綾瀬には早くもこんなオファーが想定されているという。