開幕を迎えた今シーズンの注目はマー君の日本球界復帰以降、話題を独占している楽天だ。8年ぶりの日本一へ──ファンが期待を募らせる中、そのカギを握る「元エース」に私生活での“重大トラブル”が発覚した。
「打倒ソフトバンクの最右翼が楽天です。特筆すべきは先発陣。加入した田中将大(32)に、昨季最多勝の涌井秀章(34)、2018年の最優秀防御率の岸孝之(36)といった実績十分のベテランに、ドラ1早川隆久(22)と豪華な顔ぶれが揃う先発陣は12球団随一。その中でカギを握るのが“元エース”の則本昂大(30)の復活です」(スポーツ紙デスク)
則本は2013年のルーキーイヤーから6年連続で2ケタ勝利を記録。2014年に田中がメジャー移籍して、チームが低迷する間も5年連続奪三振王を獲得するなど孤軍奮闘の活躍を見せた。その貢献に田中や涌井も“楽天のエースは則本”と一目置いている。さらに、2015年のWBSCプレミア12、2017年WBCの代表にも選出され、日の丸を背負う重みを知る選手でもある。
しかし、2019年3月に右肘の手術を受けてから精彩を欠く投球が目立ち、二軍落ちも経験するなど、この2シーズンは5勝止まり。豪腕は鳴りをひそめている。球団関係者はこう語る。
「右肘の故障が原因とされていますが、そこまで重傷だったとは思えない。それよりも練習に身が入らず、エラーやサインミスを繰り返すなど精神的なものが大きかったとみている」
則本はこの間、私生活で重大なトラブルを抱えていた。それは、新人王を獲得した2013年オフに結婚した妻・Aさんとの離婚問題である。
楽天投手陣では妻子を含めた家族ぐるみの付き合いをする選手が多く、新婚時代からその輪の中にいたAさんは、選手や球団スタッフにもよく知られた存在だった。それだけにAさんに同情的な声が多いという。
「則本の行動を快く思っていない選手も多く、田中もその一人だと言われている。田中は愛妻家で、則本が結婚を発表した翌日には『奥さんの存在は大事です』とエールを送り、毎年一緒に自主トレするなど可愛がってきた。しかし、今年は2人別々に自主トレを行なっている。則本は『30歳になったので独立』とコメントしていましたが、何か気まずい思いがあったのかもしれません」(同前)
別のベテラン球団関係者が重い口を開く。
「離婚の理由は則本が別の女性と不倫し、その女性と一緒になる道を選んだから。2人の幼い子がいるAさんがとりわけショックを受けたのは、則本とその女性の間に子供ができていたこと。則本夫婦と家族ぐるみの付き合いをしていた選手も多かったので、その経緯を知ったチームメートは“奥さん(Aさん)にあんまりだ!”と感じているようです」
前妻は2人の子を連れ実家に
滋賀県で生まれ育った則本は県立八幡商業に入学。野球部に1年後輩のマネージャーとして入ったのがAさんだった。2人を知る野球部OBが語る。
「目鼻立ちがはっきりした美人で、『かわいい子が入ってきた』と則本も喜んでいました。ただ、当時は2人とも名字で呼び合う、先輩と後輩の関係止まりだった」
則本は三重中京大に進学するが、卒業から3年後の2011年末、野球部の忘年会で再会する。
「それから則本が猛アタックをかけました。遠距離恋愛だったが、メールや電話で毎日のように連絡をして、翌2012年の夏ごろに交際がスタートしたそうです」(同前)