2020年の流行語大賞にノミネートされた「ソロキャンプ」。ひとりでキャンプをする人が増えた背景には、コロナ禍で3密回避をしようという動きも大きい。アウトドアで密にならず、ひとりでもくもくと料理をして、黙って食べる……飛沫を気にすることもない。また、自然の中にいること、焚き火をじっと見つめることで、日々のストレス解消になるという人も多い。
実際のところ、現在のソロキャン情勢はどうなっているのか。今年40周年を迎えるアウトドアライフスタイル誌『BE-PAL』編集部に聞いてみた。
「ソロキャンは去年1年でとても増えましたね。ソロサイトを新設したり、ソロ料金を設定したりするキャンプ場が一気に登場しました。全国に数か所ですが、ソロキャンプ専用のキャンプ場もありますよ」(BE-PAL編集部)
おひとり様料金、意外と高い?
確かにテレビなどでもソロキャンにハマっている芸能人を見かけるし、YouTubeでもソロキャン系の動画は数多く存在している。自分もやってみようかな、と考えている人もいるだろう。そんなソロキャンには、注意点があるという。
「ファミリー御用達のキャンプ場に行くと、浮いた感じになって、寂しく感じるかもしれません(笑)。あと、料金が利用人数にかかわらず、1区画6000円といった形で設定されている場合は、ひとりだと割高になるので、料金システムを事前に要チェックしたほうがいいですね。
ソロサイトは車の乗り入れができなかったり、設備が整っていなかったりする場合も多いので、持ち物はシンプルにすることをオススメします。また、女性の場合、防犯上の心配もあると思うので、夜中も管理人さんが常駐しているキャンプ場を選びましょう」(同前)