2017年に現役を引退し、一度はスケートから離れたが、やはり自分の人生にはスケートが切り離せないとリンクへ舞い戻った浅田真央(30才)。“これまでの感謝を皆さんへ伝えたい”と2018年に始めた『浅田真央サンクスツアー』が今月末に千秋楽を迎える。昨年には節目となる30才の誕生日を迎えがが、心境に変化はあったのか?
「まずは30代を存分に味わいたい。女性の30代はいちばん楽しいと聞くので、この先にどんな日々が待っているのかなってわくわくしているんです! 時にはつらいこともあるだろうけど、それも人生。まるごと楽しみたいですね。
スケートはこれからもずっと続けながらその都度、やりたいと思う新しいことに挑戦していきたいと思います。具体的に何をするかは少し休んで自分の時間を持つ中で考えていきたい。あっ! このツアーを終えたら挑戦したいことが1つありました。スケートをするときはずっと髪をアップにしてきたので、前髪を作ってみたいんです」
声を弾ませ、プライベートでの新たな“挑戦”を明かす。そして温めている“夢”も語ってくれた。
「やっぱり、いつかは私も結婚したいですね。つい先日も同年代の大親友に子供が生まれて、『あぁ、幸せそうだなぁ』って。焦ってはいませんが、近い将来、結婚をして子供にも恵まれたらいいなと思います。
結婚相手も10代の頃は“かっこいい人”に憧れていましたが、30代になったいまは“フィーリングの合う人”がいいんじゃないかなと、現実的になりました(笑い)。一緒にいて落ち着くとか、安心できるとか、そんな男性が理想です。彼と一緒に畑いじりをするような農業デートをしてみたいけど、週刊誌の人がいるからなぁ〜(笑い)。都会は見つかっちゃうかもしれないから、そのときは田舎へ行こうかな」
照れながらも、砕けた表情を見せてくれた浅田。その顔はもう“真央ちゃん”ではない。恋愛では奥手で待つタイプだというが、まだまだ“スケートが恋人”という状態は続きそうだ。
「巡ってきたご縁を大切にしたいと思っていますが、いまはサンクスツアーに集中していて恋愛する余裕がないんです。最高のショーをお届けすることに全力投球して、素敵な出会いはその後のお楽しみですね」
【プロフィール】
浅田真央(あさだ・まお)/1990年9月25日生まれ。愛知県出身。バンクーバー五輪(2010年)銀メダリスト。この大会で、女子シングルで史上初めて1つの競技会中に3度の3回転アクセルを成功させてギネス認定される。2017年に引退後は、数々の番組にも出演。『浅田真央サンクスツアー』の詳細は公式ホームページへ。
撮影/田中智久
※女性セブン2021年4月15日号