「これからの老老人生、ふたりで協力して、できれば明るく、できれば平穏に、できればより長く、助け合って生きていこうと思っています」──4月9日、吉田拓郎(75才)は自身のラジオ番組で、1986年に再々婚した妻・森下愛子(63才)との“老後“を口にした。
吉田は長きにわたり病と闘い続けてきた。2003年に肺がんが見つかり、肺の3分の1を切除。2007年にはブログで《更年期障害、ストレス、うつ病の入り口》と告白し、さらに2014年には、のどにがんが見つかった。そのたびに森下は、女優業をセーブするなどして吉田をサポートしてきた。結婚35年を迎えたおしどり夫婦は、最近よくこんな話をしているという。
「どちらかが寝たきりになったらどうするか、という話をしているんです。いざというときのために、いまから何をすべきか話し合っているようです」(吉田の知人)
実際、ふたりはすでに“終活”を始めていた。
「森下さんのテレビ出演は、2017年のドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)が最後。そんななか久しぶりに彼女の出演が噂されたのが、先日放送されたドラマ『俺の家の話』(TBS系)です。脚本家の宮藤官九郎さん(50才)と主演の長瀬智也(42才)さんとは、何度も共演した仲。長瀬さんがジャニーズを退所する前の最後の作品なので、森下さんの出演も期待されていた。ですが、それはかなわなかった」(芸能関係者)
その理由は冒頭のラジオで判明した。吉田が「森下愛子さんもね、1年前からすべてのドラマの撮影の世界からのリタイアを決断しておりまして」と、森下の“引退“とも取れる発言をしたのである。
「拓郎さんの闘病生活を支えるなか、新型コロナという社会の変化もあって決断したようです。森下さんだけじゃありません。近く、夫婦揃ってリタイアする意向のようです」(前出・吉田の知人)