皇室の懸案事項となっていた秋篠宮家の長女・眞子さまの結婚問題が新局面を迎えた。結婚を妨げる要因となっていた小室圭さんの母・佳代さんと元婚約者Aさんとの金銭トラブルについて、小室さんが全28ページにも及ぶ文書を発表。その内容は、受け取ったお金を返すことを拒否するものだったが、4日後に方針を一転させ、解決金を渡す形で事態解決に向けて進む意志を示したのだ。
この状況について宮内庁は、表向きは“平穏”だが、内部に深い亀裂が入っている。「小室文書」が発表された日の午後、西村泰彦宮内庁長官は会見で、「非常に丁寧に説明されている」「小室さん側と元婚約者の話し合いの経緯について理解ができた」と述べた。宮内庁関係者の話。
「西村長官が文書を高く評価したとみる向きがあり、宮内庁には“長官はなぜ文書を認めるのか”と抗議する声が届いています。しかし、西村長官は『経緯は理解した』とは言っていますが、『内容を評価する』とは言っていません。本音では、内容に疑問を抱いているはずです。
実際、ある幹部は“文書を読んで震撼した。あんな一方的で矛盾だらけの論文みたいな文書で国民に受け入れられるはずがない。何か思い違いしているのではないか”と不満をあらわにしていました」
宮内庁内部には少なからずそんな鬱憤がたまっている。しかし、そうした意見が表になることはない。なぜか──。
「言葉を失うぐらいの衝撃を受けている。それは『小室文書』についてではない。内親王である眞子さまが、小室家の借金トラブルの対応に積極的にかかわられ、眞子さまのご意向でここまでこじれてきたことがはっきりしたからだ」
皇室のなかからは、こんな悲愴な声が聞こえてきた。文書発表の翌9日、秋篠宮家の最側近である皇嗣職大夫は会見で、Aさんに解決金を払わないという小室家の基本方針は、「眞子さまのご意向が大きかった」と明かした。