21世紀に入ってからの横浜の監督1年目の3、4月の成績と順位を列挙すると、2001年の森祇晶監督は9勝15敗で最下位、2003年の山下大輔監督は5勝20敗で最下位、2005年の牛島和彦監督は9勝12敗2分で5位、2007年の大矢明彦監督は14勝10敗で2位、2010年の尾花高夫監督は13勝16敗で4位、2012年の中畑清監督は6勝16敗1分で最下位、2016年のラミレス監督は9勝18敗2分で最下位。7人中6人がBクラスで、そのうち4人が最下位でスタートしている。
「唯一、Aクラスで4月を終えた大矢監督の2007年はシーズン4位でした。一方で、シーズンでAクラスに入った森監督、牛島監督、ラミレス監督は5位か最下位で始まっている。4月の成績が悪いからといって、シーズンの成績に直結するわけではありません。しかも、今年のDeNAには、開幕当初からソト、オースティンという計算できる外国人選手がいない状態だった。この2人がようやく戻ってきたし、これからも貴重な中継ぎ左腕のエスコバーなどが復帰する。4月のチーム状態は底だと考え、今後は上がっていくしかない。主力を欠いた分、若手が経験を積めたことは、終盤に生きてくるかもしれません」
まだ4月中旬。番長DeNAに挽回の機会は充分に残っている。