4月の成績はシーズン成績にどう影響するのか。今年、巨人にFA移籍した梶谷隆幸は古巣・DeNAとの開幕カードで2戦目に満塁弾を打ち、3戦目に同点タイムリーを放つ活躍を見せたものの、4月11日時点で打率1割5分3厘と絶不調に陥っていた。しかし、13日の中日戦で昨年沢村賞を受賞した大野雄大からマルチ安打を放つと、18日のDeNA戦までの6試合で4割5分5厘と復調してきた。
過去の巨人FA移籍野手を見ると、4月に成績が残せるかどうかで、1年が決まると言っても過言ではない。開幕スタメンを張ったFA移籍野手の、移籍初年度の4月終了時とシーズン通算の成績を挙げてみよう。
【主なFA移籍野手の初年度成績】
落合博満(1994年)
4月終了時:2割2分2厘、4本
シーズン通算:2割8分、15本
チーム成績:日本一
広沢克己(1995年)
4月終了時:2割7分4厘、3本
シーズン通算:2割4分、20本
チーム成績:3位
清原和博(1997年)
4月終了時:2割2分2厘、3本
シーズン通算:2割4分9厘、32本
チーム成績:4位
江藤智(2000年)
4月終了時:2割3分9厘、4本
シーズン通算:2割5分6厘、32本
チーム成績:日本一
小笠原道大(2007年)
4月終了時:2割9分8厘、5本
シーズン通算:3割1分3厘、31本
チーム成績:リーグ優勝
村田修一(2012年)
4月終了時:2割4分4厘、1本
シーズン通算:2割5分2厘、12本
チーム成績:日本一
片岡治大(2013年)
4月終了時:3割1分、2本
シーズン通算:2割5分2厘、6本
チーム成績:リーグ優勝
丸佳浩(2019年)
4月終了時:2割7分8厘、6本
シーズン通算:2割9分2厘、27本
チーム成績:リーグ優勝