芸能

早見優が語る80年代アイドル全盛期 生放送のカメラアングルにビックリ

早見優がアイドル全盛期の思い出を語る

早見優がアイドル全盛期の思い出を語る

 近年は“会いに行ける”ことを売りとするアイドルが増えたが、1980年代のアイドルはまさに「高嶺の花」であった。芸能界を席巻した「花の82年組」の早見優が、生バンドや水泳大会など、アイドル全盛期の思い出を語る。

 * * *
「花の82年組」といって、今でも思い出してもらえるのはやっぱり嬉しいですよね。当時は誰もその言葉は使わなかったですけど(笑い)。同期は松本伊代ちゃん、堀ちえみちゃん、石川秀美ちゃん、中森明菜ちゃん、小泉今日子ちゃん。最初は皆、80年デビューの松田聖子さんのフリフリ衣装がベースとなってキャピキャピした感じで売り出されましたが、徐々にそれぞれの路線を確立していきました。

 デビュー時は生放送の歌番組の全盛期。特に月曜は18時から『レッツゴーヤング』(NHK)の公開収録、20時から『歌のトップテン』(日本テレビ系)の生放送、22時から『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)の生放送があり、この3つすべて出演が決まると、もうてんてこ舞いでした。でも生バンドの前で歌うのって、今となっては本当に贅沢なことですよね。

 こうした歌番組での出演者の構成は大体が大御所+アイドルでしたから、同期の皆とは番組でほぼ毎日顔を合わせていました。ちなみにシブがき隊も同期です。当時はモックン(本木雅弘)じゃなくて、どこかやんちゃな感じのヤックン(薬丸裕英)が一番人気でしたね。

 生放送でビックリしたのは、リハーサルでは普通にカメラを回しているのに、いざ本番になると足から舐めるようなアングルで撮られること。母に言うと「ハワイでは平気で水着になっていたじゃない。水着だと思えばいいのよ」と言われて(笑い)。でもそれで気楽になりました。

 水着といえば、毎年夏に行なわれる「芸能人水泳大会」はどうしても苦手でした。泳ぐのが遅いのに、ハワイ出身だからっていうだけで、競泳に出されていたんです。運動が苦手で知られたあの伊代ちゃんよりも遅かったんですから(笑い)。でも色んなことをやらせてもらえた、本当に良い時代だったと思います。

【プロフィール】
早見優(はやみ・ゆう)/1982年歌手デビュー。『夏色のナンシー』などのヒット曲あり。現在はバイリンガルをいかしたNHK WORLDの料理番組、その他ライブやミュージカルなどで活動中。

撮影/藤岡雅樹

※週刊ポスト2021年5月7・14日号

関連記事

トピックス

広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末は再婚へと向かうのか
「これからもずっと応援していく」逮捕された広末涼子の叔父が明かす本当の素顔、近隣住人が目撃したシンママ子育て奮闘姿
坂本勇人(左)を阿部慎之助監督は今後どう起用していくのか
《年俸5億円の代打要員・守備固めはいらない…》巨人・坂本勇人「不調の原因」はどこにあるのか 阿部監督に迫られる「坂本を使わない」の決断
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された
「『キャー!!』って尋常じゃない声が断続的に続いて…」事故直前、サービスエリアに響いた謎の奇声 “不思議な行動”が次々と発覚、薬物検査も実施へ 【広末涼子逮捕】
NEWSポストセブン
「居酒屋で女将をしている。来てください」と明かした尾野真千子
居酒屋勤務を告白の尾野真千子、「女優」と「女将」の“二足のわらじ” 実際に店を訪れた人が語る“働きぶり”、常連客とお酒を飲むことも
週刊ポスト
再再婚が噂される鳥羽氏(右)
《芸能活動自粛の広末涼子》鳥羽周作シェフが水面下で進めていた「新たな生活」 1月に運営会社の代表取締役に復帰も…事故に無言つらぬく現在
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン