アミロイドPETで救われた“若年性アルツハイマー患者”
日本国内でドックとしてアミロイドPET検査を受けられる施設はまだ10か所未満とされ、認知症専門医が担当し、対策や治療を包括的に行なっているのは同クリニックだけという。
他の病院のMRI検査やSPECT検査(脳の血流からダメージを受けた部分を調べる)で若年性アルツハイマー病と診断された50代女性患者がアミロイドPET検査によって同病ではなかったことが判明したケースも。PET検査ではアミロイドβが溜まっておらず、正常という結果だった。
この患者は毎晩ワインを飲んでいたことから、新井医師はアルコール性健忘症と診断。酒を控えて生活習慣を改善したところ、元気に仕事にも復帰できた。
※週刊ポスト2021年5月21日号