環境大臣の小泉進次郎氏(40才)の5日間の入院が波紋を呼んでいる。進次郎氏が体の“異変”を訴えたのは5月10日朝のこと。病院で「虫垂炎」と診断された進次郎氏は、1泊18万円という超豪華な個室に入院した。コロナ禍で医療体制が逼迫し、一般の患者がたらい回しにされる事態も起きるなか、異変を感じたら即検査、即入院、即手術という処置を受けたのだ。
それだけではない。
「今回の入院はいわゆる簡単な盲腸の手術です。しかし、コロナ禍であるにもかかわらず妻の滝川クリステルさん(43才)は進次郎氏の病室へ入って行った。これこそ“特別待遇”ではないかと指摘されています」(進次郎氏の知人)
当該病院でも、原則面会は禁止されている。
「面会が許される特例は、生死にかかわるなど緊急事態で呼び出しがあったり、難しい手術での付き添い、また医師から診療に関する説明を受ける場合などに限られます。それも患者当人では治療方針を決められない場合などが想定されています。
そういった意味では、今回の進次郎さんの手術はまったく面会が必要のない状況でした。滝川さんは手術の同意書を書くために病院を訪れたそうですが、それも電話でもできるようになっていますし、ましてや病室に入る必要はない。でも、彼女は手術の間、ずっと特別室で待っていて、進次郎さんと面会してから帰宅したそうです」(前出・進次郎氏の知人)
ある医療関係者はこうため息をつく。
「コロナ禍にあって、患者さんへの面会はどの病院でも原則全面禁止なのは当然のこと。小さい子供の手術でも面会は限られ、危篤状態の人でも会えるのは1回に限るなど、本当に大事な人の死に目にも会えないような悲痛な状況が続いています。そんななかでの夫妻の行動には疑問符がつく。“自分たちは特別”と思っているのか、批判が出ても仕方がないのではないか」
永田町関係者も苦笑する。
「完全個室で面会が“特別”に認められており、ルール違反をしたわけではないとしても、進次郎氏と滝川さんの行動は理解に苦しみます。5泊でトータル100万円近い入院費用。保険が下りたとしても自費の部分もあるでしょう。そうしたとき、税金を支払う国民感情に少しでも思いをはせないのでしょうか。自分たちがVIPとして過ごすことに少しの違和感もなかったのでしょうか。
つい先日、ある代議士がコロナ以外の病気で入院しました。その代議士も個室に入院していましたが、家族はパジャマなどの必需品をナースステーションに渡しただけで、当然面会はかないませんでしたし、面会したいと申し出ることもありませんでした」