有名人が直筆メッセージを発表する際、その個性的な文字が気になってしまうという人も多いだろう。これまでに3000人以上の筆跡診断を行ってきた“筆跡仕事人”の芳田マサヒロさんによると、人の文字には性格や行動の傾向などが表れているのだという。そこで、芳田さんに、ここ最近直筆のメッセージや署名を発表した、福原愛、伊藤健太郎、渡部建の文字を診断してもらった。
福原愛
3月に不倫疑惑が報じられた福原愛。夫の江宏傑と子供たちを台湾に残しての“横浜デート”は卓球界をはじめ多くのファンに衝撃を与えたが、福原は書面でこれを否定。その後、相手の男性が既婚者だったことも報道された。4月23日には江が台湾・高雄の裁判所に離婚請求を行い、現在は離婚協議に入っている。3才の長女と2才になったばかりの長男の親権はどうなるのだろうか……。
【1】「真」や「省」など、横線がきれいに等間隔に揃っている。本来は冷静で客観的に物事を判断できる性格で、軽率な行動はしないタイプ。大胆な行動をするときは計算が含まれている場合もあり、したたかな裏の顔を持っている可能性も。
【2】「月」や「想」「化」などにはねがほとんどない。はねの強弱は粘り強さや根性が表れる部分。弱めなはねは責任能力の薄さを表し、何事もやりっぱなしで適当に済ませてしまう傾向がある。逆境に立たされた際、打たれ弱く、早々に諦めてしまうところがマイナス面。
【3】「事」や「輩」の縦線が湾曲している書き方は珍しい。ほかの人と違う個性をアピールし、自分の存在と他人との存在を分けて差別化したい気持ちが強い。
【4】「番」や「卓」の内部の空間が大きめ。若さにあふれ、エネルギッシュ。モチベーションが高く、行動的でタフな性格。明るく親しみやすい点も筆跡としてはよいが、空間が大きくなりすぎると幼稚で自己中心的になりがち。他人の迷惑を顧みない身勝手さにも相通じる。
【5】「愛」に見られる変形字。独特の感性を持ち、特殊な世界で非凡な才能を発揮できる。
伊藤健太郎
乗用車を運転中にバイクと衝突。男女2人に重軽傷を負わせ、現場から逃走したとして過失運転致傷とひき逃げの疑いで警視庁に逮捕された伊藤。東京地方検察庁は3月25日、不起訴処分を言い渡した。
【1】「自」の左上が開いて、右上が角張っている。左上の開きは思いやりの気持ちや寛容さを、右上の角張りは規則やルールに向き合うという規範性の高さ、その両面を併せ持つ。
【2】「通」や「健」の右ばらいがとても長い。全力投球でのめり込みやすく、目の前のことに打ち込むと夢中になりすぎ、歯止めがきかない熱中型。恋愛でも盲目的なところがある。
【3】「多大」など縦に長めな書き方は、合理的な思考の持ち主。人とのかかわり方においてはドライで面倒見はあまりよくない方。仕事面では、効率的で能力の高さを評価されやすい。
【4】「しました」など全体的に文字の間隔が詰まり気味なところが特徴的。気持ちに余裕がなく、焦って先を急ぐタイプの人に多く見られる。