19万30件──これは内閣府が5月21日に発表した2020年度のDV相談件数の速報値だ。2019年度の11万9276件の実に1.66倍にものぼる。コロナ禍に伴う外出自粛や社会的ストレスが原因とみられており、家庭内暴力の急増は大きな社会問題だ。受けている本人がDVと気づかないことも多く、その件数はもっと多いとされる。その暗い影響を受けているのは有名人も同じなのか──。
東京都港区の一等地に立つ高層マンション。家族5人が暮らす一室に熊田曜子(39才)の悲鳴が響いたのは、5月18日深夜のこと。熊田は自ら110番通報し、被害届を提出。暴行容疑で逮捕されたのは、熊田の夫だった。
「口論の末、夫が熊田さんの顔を平手で殴ったり、体を蹴ったりしたそうです。夫はほぼ事実関係を認め、送検後に釈放されましたが、熊田さんは被害届を取り下げず、いまは双方が弁護士を立てて話し合っています」(芸能関係者)
事件後も熊田は“平静”を装い、23日には自身のYouTubeチャンネルに新しい動画をアップ。グラビアアイドル仲間の浜田翔子(35才)をモデルに「谷間作りの裏技」を披露した。
「SNSでもDVには一切触れていません。今後、裁判になることも考えて何も語らないのかもしれません」(熊田の知人)
熊田は親友の紹介で、同い年の夫と知り合い、2012年4月に結婚。大手広告代理店勤務だった夫は、ハンカチ王子こと斎藤佑樹(32才)似のイケメンと報じられた。当時、熊田は雑誌のインタビューで夫についてこう語っている。
《今思うと、彼と毎日会ったり彼の家族や友達とも会ったりしたのはすごくよかった。というのも男性って、週に1回、私だけとのデートなら、どうにでもいい顔できるじゃないですか? でも毎日、しかも家族や友人も巻き込んでしまうと、すべてをさらけ出さざるを得ない》
その後、3人の娘に恵まれ、夫婦生活は順風満帆のように見えたが、その間には熊田に不信感を抱かせるようなこともあった。結婚から2年後の2014年、夫は突然、旅行代理業などを行う会社を設立した。
「旦那さんは広告代理店を辞めたことを伝えていなかったんです。熊田さんは“いつの間にか辞めていた。どうやったら給料の額を教えてもらえるのかな”とこぼしていました」(前出・芸能関係者)