当然、この言葉は羽生選手が公に向けて発したものではないし、発言の一部だけが切り取られて編集された可能性もある。そもそも、なぜ世界選手権から2か月が経ったいまになって、公開されたのかというのも大きな疑問だ。フジテレビ関係者はその裏事情をこう説明する。
「スタッフがスウェーデンから帰国し、2週間の隔離生活を終えた後、撮りためた映像の整理をしているときにこの映像が見つかったんです。放送に際しては、各選手の迷惑にならないよう、シーズン終了を待って許可取りを始めたため、2か月のタイムラグができてしまった。もちろん羽生選手にも、あの会話が表に出ることについての許可を得ています」
羽生選手の言動は、その一つひとつが世界中から大きな注目を浴びている。
「当然、公に向けて言葉を発する際には、慎重に言葉を選んでいるはず。悪く言えば“隠し撮り”のような形で記録された映像の公開を許可するなんて、羽生選手は本当に寛大すぎるくらい寛大ですね」(前出・スケート関係者)
羽生選手は来年2月に開催される北京五輪に出場するか否かをまだ明かしていない。一方で、全世界8億人以上のユーザーを抱える中国圏最大のソーシャルメディア「Weibo」の北京五輪公式アカウントが、早くも羽生選手の魅力を紹介するプロモーション動画を公開し始めた。
気の置けない後輩、宇野選手に「悔しい」と明かした羽生選手の、北京五輪に対する本音が気になる──。
※女性セブン2021年6月10日号