ジャニーズ事務所を電撃退所してはや1か月。近藤真彦(56才)が、5月16日、東京・羽田空港に姿を現した。報道陣を避けようと離れた出口から出てきたが、あっという間に一般人に囲まれた近藤。野次馬的にスマホを持ってはしゃぐ男性たちの撮影にサムアップポーズで応じたが、マスク越しの表情は浮かない目つきだった。
昨年11月に、25才年下の美人女性経営者との5年に渡る不倫スキャンダルが発覚。無期限の芸能活動自粛となり、ついに40年以上在籍していたジャニーズ事務所を突然退所したのは4月末のことだった。この日は、大分県日田市のオートポリスで行われたカーレース「スーパーフォーミュラ」第3戦の決勝に、オーナー兼監督を務める「KONDO Racing」が出場。スキャンダル以降の初めて公の場に現れたために、大騒ぎとなった。
近藤には、もうジャニーズ時代のように報道陣をガードするスタッフや、場を取り仕切る広報担当はいない。往路の阿蘇くまもと空港では、直撃を受けて「本当にデキの悪い長男でした。もう少し後輩にも頼られるような先輩でいたかった。一から出直す気持ちで頑張ります」と、殊勝に応えていた。
あるスポーツ紙記者は、「しばらくはレースが本業ということになるが、本人はそれを望んでいるわけではないといわれている」と話す。
この日の直撃取材でも「ファンの皆さんの前で歌を歌い、コンサートができれば」と、芸能活動再開の意思を表明している。不倫スキャンダルが無ければ、昨年12月にはデビュー40周年記念ツアーの最終公演を行う予定だった。待ち望んでいたファンを裏切る形になってしまっただけに、思い残しがあるようだ。
ただし、前途は多難。芸能活動のサポートも、レースチーム「KONDO Racing」の運営会社エムケイカンパニーが行うことになった。しかし、同社には芸能マネジメントの担当者はおらず、コンサートも簡単にできる状況ではなさそうだ。