5月某日の深夜、左手に持ったスマホを見ながら歩くレザージャケットにデニム姿の千原ジュニア(47才)。前回の東京五輪が開催された1964年製の旧車「プリンス グロリア スーパー6」に乗り込み、家路を急ぐ。最近の彼はイライラすることが多いようだ。
その夜、彼が出演していたのはTOKYO FMの「TOKYO SPEAKEASY」。親交の深い芸人・三又又三(54才)と一時間にわたってサシトークをしていたのだが、生放送中に先輩である三又に対し、何度かイラ立ちを隠せない瞬間があった。
同番組を聞いていた芸能関係者は「たしかに、三又さんがいつものようにトークでスベると、不快感を露わにするシーンがいくつかありましたね。というのも、この番組は三又さんからのリクエストにより実現した企画。それなのに、三又さんのトークはやはりグズグズ。そのため『夜中に呼び出しといて、そんなに手ぶらなんですか!?』と、トークをしっかり準備してこなかった三又さんに対してイラついた様子でしたが、おそらくあれは本心でしょうね」と苦笑いする。
しかし、千原ジュニアのイラ立ちはこの夜に限ったことではないという。
お笑い業界に詳しい某放送作家は「ジュニアさんは芸人偏差値が極めて高い人。大喜利、トーク、企画、ロケなどなんでも全方位的にできるのは誰もが認めるところですが、最近は第七世代の台頭もあり、テレビで“お笑い”をやれる場所がほとんどない。全盛期に比べてレギュラーも減った。準レギュラーは今も多いですが、それも俳句をやったりクイズに答えたりと、いわゆるタレント業がほとんど。そこでもしっかり爪痕を残してしまうため、その手の番組では今も引く手あまたですが、本人からすると『俺はもっとお笑いをやりたいのに』というイライラが募っているのです」と分析する。