健康食として注目を集めている「あずき」。あずきに含まれるポリフェノールは、動脈硬化や高血圧、糖尿病の予防などに効果があることがよく知られている。さらに、あずきに「抗がん作用」にも着目されているという。さらには、ダイエットにも強い味方となる。
「元AKB48の島田晴香さんはあずきスープを2週間ほど飲み続けたところ、お腹周りがスッキリして3kg痩せたと話していました。食前に飲むことで食べすぎも防げます」(管理栄養士で山野美容芸術短期大学講師の望月理恵子氏)
お笑いコンビ・北陽の伊藤さおりも「あずきスープダイエット」を実践した。2014年に第一子を出産後、体重がなかなか戻らず、身体が重く感じることが多かった伊藤だが、あずきスープを飲み始めて1週間で3.6kgの減量に成功したという。
「お茶と同じ感覚で飲んでいましたが、お通じが良くなり、身体が内側から健康になった感じがしました。あずきスープを食前に飲む以外、ほかの食事制限はほとんどしなかったのに体重がみるみる減ったので驚きました。冷えやむくみも改善されたし、あずきスープ様々って感じです」
ポットに残ったあずきも捨てずに食べられる。
「ハンバーグや餃子、マーボー豆腐など挽肉を使う料理に混ぜるのが簡単でお勧めです。コンソメで味が付いているので下味もいりません」(前出・望月氏)
少量でも毎日継続して食べるといいと望月氏はアドバイスする。
「1日50g程度を最低2週間、理想をいえば1か月以上は毎日食べ続けてください。続けることで改善を実感できるはずです」
あずき研究の第一人者で名寄市立大学教授の加藤淳氏はこう力説する。
「私は62歳になりますが、BMIは適正数値の『22』を20年以上維持しています。この30年ほど健康診断や人間ドックで引っかかったことは一度もありません。これもみなあずきのおかげだと思っています」
※週刊ポスト2021年6月11日号