ライフ

樺沢紫苑氏×和田秀樹氏 精神科医2人が明かす「悩み」から解放されるための2つの鍵

樺沢紫苑氏(左)と和田秀樹氏

樺沢紫苑氏(左)と和田秀樹氏

 コロナで生活が一変した状況下、子どもも大人もストレスにさらされ続けている。2020年、小中高校生の自殺は過去最多となった(文部科学省発表)。10代から大人までの心に向き合い、多彩な活動をしながら発信を続ける2人の精神科医、樺沢紫苑氏と和田秀樹氏が、人間関係や自己肯定感の低さなどの悩みにどう向き合えばいいのかをテーマに、対談を行った。

 * * *
樺沢:10代のみならず大人も、悩みの根本には、学校・職場、家族など、人間関係の問題があることが多いですね。

和田:日本独特の「同調圧力」の強さもあり、人と違う意見を言って嫌われること、仲間はずれになることを極端に恐れる傾向も顕著で、そのせいで悩みが深まっている人も多いように思います。

樺沢:今回同時に著書が刊行され、私の本のテーマは「コミュニケーション」、和田先生のテーマは「仲間はずれ・いじめへの対処法」がメインでその中で大切な言葉を書いておられますが、中でも「自分のパフォーマンスが発揮できる場所を探す」というのは、とても重要なことですね。

和田:悩みの中にいる人は視野が狭くなりがちで、今いる場所がすべて、全世界がそこ、と感じることが多いのですが、決してそんなことはない。学校なり会社なりが辛い場所でも、世界はその外に大きく広がっていることを再認識するといろいろなことが解決に向かいます。

関連キーワード

関連記事

トピックス

モテ男だった火野正平さん(時事通信フォト)
【火野正平さん逝去】4年前「不倫の作法」を尋ねた記者に「それ俺に聞くの!?」 その場にいた娘たちは爆笑した
週刊ポスト
「●」について語った渡邊渚アナ
【大好評エッセイ連載第2回】元フジテレビ渡邊渚アナが明かす「恋も宇宙も一緒だな~と思ったりした出来事」
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さま(時事通信フォト)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
「SUNTORYドリンクスマイルBAR」
《忘年会シーズンにこそ適正飲酒を》サントリーの新たな取り組み 自分に合った “飲み“の楽しさの発見につながる「ドリンク スマイル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン