笑顔を見せて馴染みの出待ちのファンに手を振るのは、歌手の和田アキ子(71才)。彼女の意外(?)なファンサービスは、実は長年続いていることだという。
情報番組『アッコにおまかせ!』(TBS系、日曜午前11時45分)に、ラジオ『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送、土曜午前11時)と、毎週、生放送に出演し続けて、昨年末にはBLUE NOTE TOKYOでライブも開催するなど、70才を超えても全く衰えるところのない和田。
芸能界で大御所中の大御所にもかかわらず、6月中旬のこの日はファンの一人が「アッコさ~ん!」と大きな声をかけると、笑顔で応じる神対応を見せたのだ。
和田の知人は「アッコさんのファン対応は、デビューした50年以上前から全く変わらず、気さくなんです。この声をかけた人も、ファン歴40年以上の追っかけ。だから、アッコさんはにこやかに手を振っているのです」と話した。この日、和田は頭をペコリと下げて、帰りの車に乗り込んでからも窓を少し開けて手を振り続けていた。
歯に衣を着せぬ物言いで、長らく「芸能界のご意見番」と呼ばれている。ある芸能担当記者は「アッコさんは、常に一般人目線の意見です。ダメなものはダメとはっきり言う。不倫はもちろん、できちゃった婚もあんまり歓迎しないほど。礼儀や物事の順序を大切にする考えだから、同世代を中心に視聴者の賛同を得るのです」と解説する。
最近も、フリーアナウンサーの加藤綾子(36才)が結婚した相手について「一般男性」としていたことについて、年商2000億円の会社経営者であることから「いわゆる一般人と違うでしょ」と疑問を呈していた。
あるベテラン芸能リポーターは「誰にも忖度せずに意見するから、芸能界で敬遠されかけた時期もあったんです。でも、言っていることはまっすぐ。だからこそ『アッコにおまかせ!』は36年も続いています。まさにご自身の力で突き抜けたからこそ、ラジオ番組に亡き星野仙一監督やダウンタウンの2人までがゲスト出演するなど、みんなに一目置かれる存在になったのです」と話した。