眞子内親王と小室圭さんの結婚問題において、金銭面の不安を指摘する声は根強い。小室氏はニューヨークへ3年間留学したが、授業料免除の奨学金こそ得ているものの、その他の費用の多くは「借金」で賄っていると見られる。そうした状況にもかかわらず、小室家の資産状況がどうなっているのか、実はよくわかっていない。過去の報道や独自調査を元に、あらためて検証する。
小室氏の母・佳代さんの生活はどうなっているのか。夫・敏勝さんが2002年に亡くなってから、佳代さんは目黒区の有名ケーキ店で働いている。その給与と敏勝さんの遺族年金が収入の柱だ。
『週刊現代』(2018年3月3日号)は〈2010年9月に婚約したとき、小室家の収入は彼女のケーキ屋のパートが月12万円に、遺族年金が月9万円でした〉という元婚約者の証言を掲載している。この証言が事実なら、佳代さんの年収はケーキ店の給与144万円と遺族年金108万円で、およそ252万円と考えられる。
ただし、6月22日に発売されたばかりの『週刊文春WOMAN』では、佳代さん本人が〈実は正社員なんです〉とコメントしている。
就職サイト「リクナビNEXT」の同店の求人情報によれば、正社員の待遇は「月給21万円以上、賞与年2回」となっている。佳代さんの収入は元婚約者の証言を上回る可能性もありそうだ。しかし最近は長期入院などで勤務できない日も多いようで、正確な年収の把握は難しい。
前出の『週刊文春WOMAN』では、高齢の実父と同居しているという新情報も明かされた。父親の年金も小室家の生活費の柱となっている可能性がある。
なお、佳代さんが暮らす横浜市内の約50平米のマンションは、賃貸ではなく持ち家だ。ACCESS税理士・不動産鑑定士事務所の植崎紳矢代表が言う。
「東急東横線が利用できるエリアで、都心にも横浜方面にもアクセスしやすく、ファミリー層に人気の地域です。このマンションは築27年ですが、2000万~2500万円の資産価値があると見込めます」
不動産登記簿によれば、同マンションは佳代さんの夫・敏勝さんが1994年に約3800万円の住宅ローンを組んで購入している。
2002年、敏勝さんの死により佳代さんが相続した。団体信用生命保険(団信)によって住宅ローンも完済したようだ。現在、佳代さんが支払う住宅費用は、マンション管理費と修繕積立金の約3万円程度とみられる。
※週刊ポスト2021年7月9日号