花田光司氏(元横綱・貴乃花親方)の長男で靴職人の花田優一氏が6月20日、自身のインスタグラムに「父の日」の思いを投稿。それがスポーツ紙の記事によって読者から思わぬ捉え方をされて炎上──。普段は強気な優一氏もこれには堪えたようで、弟子として工房に出入りしている週刊誌記者・西谷格氏に想いを吐露した。西谷氏が優一氏の語る“真相”をレポートする。
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私は6月21日、千葉県柏市内にある優一氏の工房で、靴づくりの修行を行なっていた。(修行を始めた経緯については、別記事を参照)。昼過ぎに2人でコーヒーを飲んで休憩していると、優一氏の電話が鳴った。電話口で、驚いた様子でこんなことを話していた。
「え、いや、親は一人って、父親は一人っていう意味だったんですけど、本当ですか?」
知り合いが「インスタグラムの投稿がネットで炎上しているよ」と教えてくれたのだという。ネットニュースを見てみると、スポーツ報知が「花田優一、『父の日』に意味深自撮りショット公開『親は一人 生んでくれてありがとう』」との記事を掲載していた。
たしかにハッシュタグに「#fathersday」とあるものの、投稿はそれだけ。だが、“意味深”という見出しからは、何か他意があるように読める。
ネットニュースのコメント欄には父親とは絶縁したと解釈した読者から、優一氏にはこんな批判の声が殺到していた。
〈父の日なのに親は母親だけって言ってるんでしょ。わざわざ挑発するようなこと言うなよと思うけど〉
優一氏がうーん、と頭を抱えている間にも、インスタグラムに飛び火。堪らず「父親は一人と書きたかったのに勘違いさせてしまったようで。言葉足らずで申し訳ない」と謝罪・訂正の返信を書き、どうにか火消しした。
炎上の一件について、優一氏はこう語る。
「妹たちは父の日に手紙を書いているし、僕もちょっとしたメッセージを出すぐらいはしたいと思っただけです。純粋に父への想いをさらっと書いただけなのに、『険悪な関係だと主張している』ように思われたのは不本意でした。たしかに一言しか書かなかったので言葉足らずだったかもしれないけど、こんな風に捉えられるとは思いもしなかった」