おうち時間が増えたことで、掃除や洗濯などといった家事について、改めて目を向けた人も多かったのではないだろうか。さらに、家の中に使っていないもや、収納に収まっていない物たちなどが多いことに気づき、うんざりした人もいるはず。知的家事プロデューサーの本間朝子さんはこう話す。
「ものを探す時間や労力は最もムダです。それをなくすには、不要なものを減らしましょう」
洋服などを捨てるのは選択するのに時間がかかるので、すぐに減らせるものとして“日用品のストック”の確認を。トイレットペーパーや洗剤など、ストックするとかさばるものから見直したい。
「家族全員が使う日用品は妻だけで在庫管理をせず、情報を家族と共有しましょう」(本間さん)
ストック場所を家族と決めて、「残り2個になったら買い物リストに書き込む」などのルールを作っておく。そうすれば、必要なときに最低限必要な分を用意でき、収納場所を空けられるし、余計なストックを買わずにすむので節約にもなる。
そこで、収納や身の回りのタスクに関するさまざまなテクニック、便利グッズを本間さんに教えてもらった。
◆食品・日用品はストックしない
「ストックが増えると収納場所が狭くなり、管理が大変になるので、食品や日用品は余分にストックせず、なくなる直前に買い足しを」(本間さん)
◆ボトルの詰め替えはしない
「詰め替えが不要になるグッズを活用すれば、シャンプーなどの市販の詰め替えパックがそのまま使えます。ボトルを洗ったり乾かす必要もなく衛生的。特に、吊るして使うタイプなら、ボトルの底のヌメリもつきにくくなります」(本間さん)