今年の夏、木村拓哉(48才)は、世界を股にかける。海外ドラマ『THE SWARM』の撮影が、イタリアで7月から始まるのだ。
「原作はドイツで450万部の大ベストセラー小説です。イタリアをはじめとした欧州6か国の放送局とHulu Japanが共同制作するビッグプロジェクト。木村さんは物語の鍵を握る人物を演じます」(芸能記者)
撮影は9月までだというが、帰国後すぐ、日本でも大作の撮影が控えているという。東映70周年を記念して制作される時代劇で、主演の木村は織田信長を演じることになっている。
「共演は綾瀬はるかさん(36才)の方向で話が進んでいます。2人の共演が実現すれば、ドラマ『南極大陸』(TBS系)以来、実に10年ぶりです。当時も老若男女問わず人気が高い2人の共演作は、評価も視聴率も高かった。今回、記念作品ということで東映も力が入っており、満を持してのキャスティングということなのでしょう」(映画関係者)
2009年のドラマ『MR.BRAIN』(TBS系)で共演した際には、木村は「“共演者”“スタッフ”という言葉では片付けられない関係性が生まれたと思っています」と強い絆で結ばれたことを語り、綾瀬も「木村さんがいるだけで現場の空気が変わるし、お芝居に対する姿勢とか、すべてに対してあらためてすごいかただなって思います」と、語っていた。テレビ局関係者も、こう振り返る。
「木村さんが綾瀬さんを『不思議ちゃん』と呼べば、綾瀬さんは一回り年上の木村さんを『キムちゃん』と呼ぶ。木村さんはそんな綾瀬さんを気に入ったようでした。10年を経てゴールデンコンビの復活はうれしいですね」
イタリアでの撮影から秋には帰国し、京都・太秦にある東映の撮影所にて綾瀬との“再会”を果たす予定の木村。彼はこの作品に対して、特別な思いを抱いているという。
「木村さんは1998年にも主演ドラマで信長を演じていますが、それから23年が過ぎ、さまざまな経験を積んだことで、同じ役にもべつの魅力を感じていることでしょう。円熟味の増した信長を演じようと、かなり力が入っています」(前出・映画関係者)
※女性セブン2021年7月15日号