小室圭氏と眞子内親王の結婚問題は「皇室のあり方」への批判にまで発展しつつある。「破談になれば、かつての皇室の姿を取り戻せるのでは」との声もあがるが、皇室の歴史において、破談で多額の金銭が動いた例も存在する。大正天皇の婚約解消の際には、伏見宮禎子女王に5万円の公債証書が与えられた。現在の価値にすれば7億円ほどになる。
さらに宮内庁には「お金」よりも心配なことがある。宮内庁担当記者が言う。
「もし結婚が暗礁に乗り上げてしまった場合、小室さんが自らの正当性を示すために、あらゆる“証拠”を持ち出すのではないかと宮内庁関係者は懸念しています。
小室さんは2018年8月にフォーダム大学に留学する直前の6月10日、佳代さんと親子で秋篠宮邸を訪れています。そこでは金銭トラブルや結婚問題について、相当踏み込んだやり取りがあったとされる。その時の発言内容などが、秋篠宮家の望まない形で公になってしまう恐れがあるのです」
宮内庁関係者の心配を増幅させているのが、4月8日に小室氏が発表したA4用紙28枚・計4万字の“説明文書”である。そこでは「録音テープ」の存在が明らかになっている。
文書では、
〈返してもらうつもりはなかったんだ〉
〈うん。返してもらうつもりは全くなく…お金出してましたよ〉
という元婚約者の発言が記されている。
これは、母と元婚約者の話し合いに同席した当時20歳の小室氏が「咄嗟に録音した」ものだったという。後になって元婚約者側に録音の存在を明かした経緯からも“隠し録り”の可能性が高い。
小室氏の代理人である上芝直史・弁護士は今年4月、『女性自身』から眞子内親王や皇族方とのやりとりの録音の可能性について聞かれ、「小室圭さんが録音する必要などありませんし、ありえません。そういった指摘は的外れです」と答えている。
しかし宮内庁内で「もし録音されていたら」との懸念が渦巻くのは無理もないだろう。
たとえ法廷闘争とならなくても、メディアに答える形で秋篠宮皇嗣夫妻や眞子内親王とのやり取りが明かされる可能性も否定できない。