誰からも愛された彼女の人生がここまで変わることを誰が予想しただろうか。今年1月、福原愛(32才)は卓球の全日本選手権・女子シングルス決勝の解説のため、卓球選手の夫・江宏傑(32才)と2人の子供を台湾に残して日本に帰国した。その後、出演したテレビ番組で「今後は日本を拠点にする」と発言し、にわかに夫婦不仲説が流れた。
決定打は3月だった。『女性セブン』が福原と5才年下の商社マンとの「里帰り不倫」を報じ、同じタイミングで『週刊文春』が、江や彼の家族によるモラハラにより夫婦が離婚協議中であることを報じたのだ。2016年の結婚以降、仲睦まじい姿を見せてきた夫婦が抱える不倫と家庭内不和のダブルパンチに、“天才卓球少女愛ちゃん”を応援してきた日本と台湾は大騒ぎになった。
「報道後、しばらくの間、江さんは家庭円満をアピールし続けましたが、愛ちゃんの離婚の意志は固かった。台湾には絶対戻らず、江さんとも話をしないと誓っていました」(福原の知人)
夫婦は7月9日、連名で離婚の成立を発表した。福原が選択した共同親権は文字通り、離婚後も元夫と元妻の双方が親権を有することを指す。単独親権のみの日本では認められていない制度だ。
「台湾では離婚する夫婦の約1割が共同親権を選びます。共同親権なら月曜から金曜までは母、土、日は父というふうに育児を分担するのが一般的です。国際結婚の福原さんの場合は、夏休みの期間だけ福原さんが日本で子供を預かる、ということも考えられます。金銭面も双方が共同負担しますが、台湾メディアは、『経済力で上回る愛さんが多く負担するのでは』と報じています」(台湾在住の蘇逸修弁護士)
離婚成立を発表した日、江は自身のSNSを更新。長女、長男と一緒に撮影した写真を投稿してこう述べた。
《私は元気です。皆さん、心配しないでください。今日から新しい生活が始まるよ。GO!》
江が子供と新生活を送る一方で、福原は子供とも今年3月下旬に帰国した母親とも暮らさず、ひとりで生活することを決めた。しかし失ったものばかりではない。