日曜の午前中は1週間を振り返るテレビ番組が目白押しだ。8時台はTBS『サンデーモーニング』と日本テレビ『シューイチ』、10時台にはTBS『サンデー・ジャポン』、フジテレビ『ワイドナショー』、12時台にはTBS『アッコにおまかせ!』と続く。これらの番組の視聴率はどうなっているのか(以下、視聴率はビデオリサーチ調べ/関東地区)。テレビ局関係者が話す。
「この中では、TBSの世帯視聴率が良いです。関口宏の『サンデーモーニング』は15%前後で週間ランキングベストテンによく入っているし、爆笑問題の『サンジャポ』も11~12%で松本人志の『ワイドナショー』に負けることはまずない。TBSの午前中は強いですよ。ただ、あくまで“世帯”にフォーカスした場合ですけど」(以下同)
昨年からテレビ局は個人視聴率に重きを置くようになった。フジテレビは13歳から49歳までを『キー特性』と呼んでいる。TBSは13歳から59歳を『ファミリーコア』と定義していたが、今年春に4歳から49歳と引き下げ、『新ファミリーコア』と改めた。
「今はどの局も50歳未満に焦点を絞っています。ダウンタウンの松本人志が『コア視聴率』に言及したことで、一般的にもある程度浸透したかもしれませんね」
6月12日、松本が民放で20年ぶりに新作コントを披露した『キングオブコントの会』(TBS系)が放送された。世帯視聴率は6.8%だったが、松本が14日に「コア視聴率が良かったんです。コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやんたんです」(原文ママ)とツイート。
20日の『ワイドナショー』では「世帯視聴率が高くても、コア視聴率が低いと番組は終わっちゃうんですよ。(中略)要するに今、重要視されているのはスポンサーもテレビ局もコア視聴率の方なんですよ」と述べた。