「お取り寄せして、家でよく食べてます」「おいしい。深い味わい。くさみも何もないし、香ばしい。えびのスープ(みたい)」──。これまで『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)や『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)で「コオロギラーメン」への愛を明かしているのは、女優の長澤まさみ(34才)。草なぎ剛(47才)も自身のYouTubeチャンネルで、ローストされたコオロギスナックをパクパクと口に運びながら、「これ、全然うまいよ!」と絶賛している。
彼らは“ゲテモノ食い”をアピールしているわけではない。「次世代のスーパーフード」といわれるコオロギに惹かれて食べているのだ。
大手企業も続々参入。コオロギフードが大流行
実はいま、巷ではコオロギフードが一大ブーム。前出のラーメンとスナックのほかにも、せんべいやクッキー、パスタ、しょうゆ、佃煮、プロテインバー、パン……など、新商品が次々と発売されている状況だ。大手企業も続々と参入し、そのブームに拍車をかけている。
たとえば、無印良品を運営する良品計画では、2020年5月に『コオロギせんべい』をネットストア限定商品として発売したところ、短時間で完売。その後増産し、現在は一部実店舗でも販売されているが、いまなお早期に売り切れる状態が続いている。
また敷島製パンでは、2020年12月からPascoのオンラインショップ限定で『コオロギのフィナンシェ』と『コオロギのバゲット』を、今年7月からは『コオロギの食育パンキット』を販売している。
ドン・キホーテやヴィレッジヴァンガードなど大手小売店でも、2017年頃から昆虫食の取り扱いをスタートさせている。カルチャー発信スポットとされる渋谷パルコ(東京)でも、2019年11月にグランドオープンした際に、昆虫を扱うレストラン『米とサーカス』がテナント入店し、大きな話題を集めた。