サマージャンボの2倍あるBIGの当せん確率
そこで、そういった精緻な計算は行わずに、面倒な話は忘れて単純に考えることにしよう。
まずBIGは、対象の14試合について、それぞれ3通りの結果がありうる。つまり、3の14乗で478万2969通りの結果がありうるわけだ。これらの結果が同じ確率で起こると仮定すれば、1等の当せん確率は0.00002%(=1÷478万2969)となる。
宝くじの1等の当せん確率は、1等前後賞合わせて7億円のサマージャンボは0.00001%となっている。つまり、BIGはサマージャンボの2倍、1等の当せん確率が大きいことになる。
キャリーオーバーが発生していれば、BIGの1等の当せん金は最高6億円となる。サマージャンボの7億円はやや下回るが、1等の当せん金として遜色ない金額といえるだろう。
サマージャンボを上回るMEGA BIGの1等当せん金
次にMEGA BIGについてはどうか。MEGA BIGは対象の12試合について、それぞれ4通りの結果がありうる。つまり、4の12乗で1677万7216通りの結果がありうるわけだ。これらの結果が、同じ確率で起こると仮定すれば、1等の当せん確率は、0.000006%(=1÷1677万7216)となる。
つまり、MEGA BIGの1等の当せん確率は、サマージャンボの約6割となる。
MEGA BIGでキャリーオーバーが発生していれば、1等の当せん金は最高12億円で、サマージャンボを5億円も上回る。この12億円という金額は、年末ジャンボの1等前後賞合わせて10億円をも上回るもので、公営競技を除いてこれまでの日本くじ史上最高額となっている。