新型コロナの影響で、今年の夏休みも旅行や帰省を自粛する人が多い。東京五輪のほとんどの試合が無観客となったのをはじめ、さまざまなイベントが中止や人数制限での開催となった。そんな中、コロナ禍でも行われているスポーツくじの魅力が高まっている。代表格のBIGとMEGA BIGについて、ニッセイ基礎研究所主席研究員の篠原拓也氏が、当せん確率や当せん金額を考察する。
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新型コロナは、日本ではワクチン接種は進んできたものの、デルタ株(インド型)などの変異株の拡大がはやく、首都圏1都3県などに、感染の第5波が襲来している。東京オリンピック・パラリンピックをはじめ、この夏のさまざまなイベントが無観客や人数制限での開催や中止に追い込まれている。
そんな中、スポーツくじに注目が集まっている。今回はコロナ禍でも行われているスポーツくじについて見ていこう。
BIGやMEGA BIGの醍醐味
スポーツくじには、いくつかの種類がある。大きく分けると、コンピュータがランダムに試合結果を選択するBIGやMEGA BIGと、くじを買う人が試合結果を予想するtotoがある。
BIGやMEGA BIGは、宝くじと同じように単純にくじを楽しみたいという人向けだ。くじの売り場やコンビニエンスストアなどで気軽に買って、あとは結果がどうなるかを楽しむだけだ。
一方、対戦する両チームの戦力分析をしたり、過去の対戦成績を見たりしながら、試合結果の予想を楽しみたいという人にはtotoがオススメとなる。
それでは、単なるくじとして楽しむための BIGやMEGA BIGには、どのような特徴があるのか? 少し見ていくこととしたい。