「ラストレースにします」──。8月8日、東京五輪閉会式の日に北海道札幌市で行われる陸上男子マラソン。日本代表の大迫傑(すぐる、30才)は7月29日、東京五輪を最後に引退すると発表した。
「『次があるという言い訳を強制的になくしたい』と話す姿に、筋金入りの負けず嫌いである彼らしさを感じました」(スポーツ紙記者)
そんな彼を支えるのが妻のあゆみさん(32才)。元SKE48研究生のあゆみさんは、不安を抱えているという。
「大迫選手は、大学3年次にはあゆみさんと結婚し、長女を授かっていました。箱根駅伝をパパとして走った学生なんて、ほかにいないんじゃないかな(笑い)。
あゆみさんはアスリートフードマイスターやアクティブスリープ指導士の資格を取り、献身的に大迫選手に尽くしてきました。だからこそ、マラソンコースに迫る脅威に、彼以上に怯えているようです」(前出・スポーツ紙記者)
迫りくる脅威──それは、ウイルスでも、猛暑でもない。
「ヒグマがマラソンコースに出没する可能性があるんです」(全国紙社会部記者)
今夏、北海道のヒグマによる死傷者は、1962年の観測開始以来、過去最多となった。
「6月、コースから2kmほどしか離れていない札幌市街地にヒグマが出没。4人が襲われ、重軽傷を負いました。野生だと、大きいもので体長3m弱、体重400kgほど。そのうえ、巨体ながら時速60kmものスピードで走るなど、驚異的な運動能力を秘めます」(前出・全国紙社会部記者)
さらに、街に下りた後、現在も逃走中のヒグマが何頭もいるという。
「特に危険なのは、7月、函館市から車で約1時間半の福島町で、77才の女性を食い殺したヒグマです。最初に見つかったのは引きちぎられた足で、遺体の損傷は判別がつかないほど激しかったとか……。
人肉の味を覚えたヒグマはその味を求めるため、ふたたび人間を襲う確率が高い。本来ならすぐさま駆除が必要ですが、8月3日現在、いまだ見つけられていません」(前出・全国紙社会部記者)
予想外のリスクをも乗り越え、有終の美を飾ってほしい。
※女性セブン2021年8月19・26日号