スポーツ

競泳・大橋悠依 W金メダルで全社員に合計3200万円の臨時ボーナス

東京五輪では多くのスターが生まれている(代表撮影/JMPA)

東京五輪では多くのスターが生まれている(代表撮影/JMPA)

 過去最多のメダルラッシュに沸く東京五輪で、一躍ニューヒロインになった選手といえば、競泳女子の大橋悠依(25才)の名が上がるだろう。五輪史上初の1大会2つの金メダルを獲得した日本女子選手。しかも「クイーン・オブ・スイマー」と呼ばれる個人メドレーの400メートルと200メートルでの快挙。1928年アムステルダム大会で、陸上の人見絹枝が夏季五輪に日本人女子として初出場してから93年。母国開催で前例のない金字塔を打ち立てた。

「女子で2つの金メダルは初めてなのでうれしい。夢みたいで、本当に自分がやったことなのかなという感じです」

 試合後の記者会見で、1個目では「自分が金メダルを獲れるなんて全然思っていなかった」と号泣していた大橋が、2つ目では満面の笑みで振り返った。

 そんな大快挙を、我がことのように喜んだ1人は、大橋の所属先・イトマン東進(株式会社イトマンスイミングスクール)及び、親会社の株式会社ナガセの永瀬昭幸社長(72才)だ。

 1972年に設立された同スクールは日本水泳界の発展に寄与し、これまでも千葉すずや寺川綾(その後、ミズノ所属に)、入江陵介らを輩出している名門だが、不思議と金メダリストだけは出せずにいた。しかも、創業49年目での悲願は、まさかのダブル金。その喜びたるや、計り知れなかった。

 あるイトマンスイミングスクール関係者は「社長が、選手らに金一封を渡すことを決めました。大橋選手個人へのボーナスだけではなく、所属全選手と同スイミングスクール約320人の全社員に、一律10万円のボーナスが支給されたのです。ざっと3200万円の大盤振る舞いですね」と明かした。

 同社広報担当は、取材に対して「たしかに激励金の形で、急きょ支払われました。今回の10万円は、社長と会社の悲願でしたので、全社員の努力に報いるためです。前例のないことだと思います」と認めた。さらに「もちろん大橋選手には、所属する際の契約に則り、五輪のメダルの色と枚数分のプラスアルファの報奨が支払われます」と続けた。

 一般的に五輪の報奨金といえば、JOC(日本オリンピック委員会)からメダリスト個人に支払われるものが有名だろう。ちなみに東京五輪では、金が500万円、銀が200万円、銅が100万円とされている。それとは別に競技の統括団体(連盟)や、スポンサー所属企業が独自に報奨金を出すこともある。

 例えば、前回の2016年リオデジャネイロ五輪の時は、競泳や柔道など7競技で計16人を出場させたアパレルのミキハウスは、例えば競泳は「金は5000万円、銀は2000万円、銅は500万円」とニンジンを用意した。2018年平昌冬季五輪では、精密機械モーター企業の日本電産が、スピードスケート女子で金メダルの高木菜那に4000万円。2004年アテネ五輪の女子柔道・谷亮子の金には、トヨタ自動車が1億円を払って、話題を呼んだ。

関連記事

トピックス

女性との間に重大トラブルを起こしていたことが判明した中居正広
《女性に解決金9000万円》中居正広を支えていた薬指に指輪の“10年愛”パートナー…トラブル前後で打ち明けた「お酒を飲まないと女の子と話せない」状態
NEWSポストセブン
元モノマネ芸人でクリエイターのおかもとまりさん
【元夫とは「パートナーシップ」継続中】おかもとまりが「業界関係の年下新恋人」について激白「息子も『早く付き合えば?』と応援してくれました」
NEWSポストセブン
能登半島の震災で妻と3人の子どもを失った石川県警の警察官・大間圭介さん
《能登地震から1年「1人で迎える元日」》震災で妻子を失った警察官「珠洲には辛くて帰れなかった、でも…」苦しみ、そして前を向き始めたきっかけ
NEWSポストセブン
大谷翔平(左)の目標とする二刀流はいつ復活するのか(右は真美子夫人)
真美子夫人も心配する「大谷翔平の左肩」の容態 整形外科医が回復への見通しを解説「本格的な投球再開まで2~3か月かかるのでは」
週刊ポスト
女性との間に重大トラブルを起こしていたことが判明した中居正広
《9000万円重大トラブル・中居正広》フジ幹部A氏との蜜月「オレが信長ならAは秀吉」 酒の場で「2人が興じたゲーム」
NEWSポストセブン
現在も俳優、タレントとして活躍
《シブがき隊の紅白出場曲『スシ食いねェ!』誕生秘話》布川敏和がホテルの一室で「中トロ、コハダ、アジ…」の注文メモ見て作詞も「印税は大したことない」理由とは
NEWSポストセブン
女性との間に重大トラブルを起こしていたことが判明した中居正広、芸能界の親友である松本人志(右・時事通信フォト)
《女性とトラブルで解決金9000万円》中居正広が「芸能界の親友」松本人志に助言していた「『性の抑制』が自分でできたら……」
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
《不倫だけど真剣交際》二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が白いノースリーブ美女と広島旅行「申し訳ない」お相手・A子さんに引け目か
NEWSポストセブン
『極悪女王』の撮影秘話なども語った
【『極悪女王』で絶賛の嵐】剛力彩芽(32)が明かす「高すぎるドロップキック」の秘密 「3キロの壁がある」「体重計にはのらない」驚きの肉体改造
週刊ポスト
折田楓氏(本人のinstagramより)
《地元雑貨店が悲鳴》兵庫県知事選のPR会社・折田楓社長、沈黙貫くなかプロデュースグッズに思わぬ影響「クレームの電話もよくあって…」
NEWSポストセブン
中村芝翫と三田寛子
《恋情ドライブデート》中村芝翫「愛人との関係が切れない…」三田寛子が待つ自宅との“二重生活”、愛車は別れを惜しむようにベイサイドを周回
NEWSポストセブン
セクシー女優への転身を発表した瀬戸環奈さん
【セクシー女優転身】1000年に一人の逸材・瀬戸環奈に60分独占インタビュー「水着と裸は布1枚あるかないかの違いでしかない」
NEWSポストセブン