芸能

ジュリアナ東京「お立ち台の女王」荒木師匠 現在は婚活塾を主宰

araki

バブル当時を語る「荒木師匠」こと荒木久美子さん

 コロナ禍で夜遊びがまったくできない今の時代では、想像もできないような世界が広がっていたのが1990年代前半。1991年3月頃にバブル経済は弾けてしまうが、その2か月後にオープンしたのが、東京・芝浦のディスコ『ジュリアナ東京』だ。そこには、まだまだバブルの雰囲気が漂っていた。ジュリアナ東京で「お立ち台の女王」として脚光を浴びた「荒木師匠」こと荒木久美子さんに当時の話を聞いた。

 * * *
 アナウンスの専門学校に通いながらイベントコンパニオン等の仕事をしていたんですが、オーディションの帰りに友人に誘われて行ったのが『ジュリアナ』に通い始めたきっかけ。以来、生活は金・土曜を中心に回っていました。週の前半にその週末に着ていく洋服を決めるんですが、胸元をあえてカットして縫製もしてました。

 レディースVIP席にはきれいな子と派手な子しか座れないんですが、そこに座っていると、お店の人を通じて医師や社長から『一緒に飲まない?』と声がかかる。それを『ギャル付け』っていうんですけど、そこでシャンパンやフルーツをご馳走になったりしました。

 店が終わると女友達のアッシー君に六本木まで送ってもらって、どこかのお金持ちにお寿司をご馳走になってタクシー代をもらって帰る。お金がかかるのは行きの電車賃ぐらいでした。

 あの時代は夢や野望のある人が多くて活気ある世の中でしたけど、今は若い世代がアクティブじゃない。趣味は貯金とか。それよりも、世の中に出て、世の中のことをもっと見たらと思いますね。私は今、婚活塾をやっているんですが、ノンバーバル・コミュニケーション(非言語コミュニケーション)でいかに美女感を醸し出すかってとても大事なことなんです。お立ち台でほかの女性より目立ちたいと、研究してきた経験が礎になって、現在の仕事にも生きていると思っています。

【プロフィール】
荒木久美子さん/タレント。2014年より女性向け婚活塾『東京美女活工房』を主宰。

※女性セブン2021年8月19・26日号

関連記事

トピックス

中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン