俳優・板垣李光人(19)が若い世代を中心にカリスマ的な人気を集めている。SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関「memedays(ミームデイズ)」の調査によると、2021年下半期に10代女性の間で流行が予想される有名人として板垣李光人の名前がランクイン。中性的な魅力を放つジェンダーレスな存在感が人気の秘訣だという。
板垣は今年、『ホリミヤ』『ツナガレラジオ〜僕らの雨降Days〜』『ゾッキ』といった映画に立て続けに出演。テレビドラマにも多数出演しており、とりわけ主演を務めた『カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜』(日本テレビ系)は話題を呼んだ。
そんな板垣の人気の背景について、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏はこのように説明する。
「私が『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』という本を書いたのは2008年ですが、その頃はどちらかというと“覇気がない・欲がない・見栄を張らない”というニュアンスで“女性的な男性”が草食系と言われました。けれど今の“女性的な男性”は、美容に気を遣って見た目が美しい上に、繊細で色々な感情の機微が理解できるというニュアンスが強いんです。
今は色白な男性が圧倒的に多く、一度でもメイク経験がある方は10代〜60代男性でも4割との調査結果があります。そんな中、板垣李光人さんはメイクに非常に関心が高くてお綺麗で、相当こだわって美を追究してらっしゃいますよね。EXITのりんたろー。さんもそうですが、ジェンダーに囚われずにメイクをする綺麗な方は、今はとても人気が高いです。
メイクする男性は、昔は“女々しい・男らしくない”とも言われましたが、今はむしろ憧れの存在。女性からの人気が高いのはもちろんですが、男性からも支持される存在になっています」