悲願の金メダルを獲得した侍ジャパンでは、伊藤大海(23・日本ハム)、栗林良吏(25・広島カープ)らルーキーたちが躍動した。五輪期間中の8月5日午後5時過ぎ、同じくルーキーで亜細亜大学からドラフト1位で巨人に入団した平内龍太(23)の姿は仙台にあった。
巨人二軍として楽天との試合を終え、新幹線で帰京するところだった。仙台駅についたバスから選手たちが降りてくると、マスク越しにも笑顔と分かる1人の女性が平内の元に駆け寄ってきた。すると平内は彼女の元へ。束の間の“駅ナカデート”が始まった。
平内といえば、185センチの長身から投げ下ろす最速156キロのストレートが持ち味で、入団当初、原辰徳監督は「スケールの大きな選手。(菅野)智之2世」と絶賛していた。
「しかし開幕は二軍スタートで、中継ぎとして昇格した一軍では3試合に登板したものの、防御率14.40と打ち込まれ、また二軍に降格。同じ大卒ルーキーの伊藤や佐藤輝明(22・阪神)らのめざましい活躍に比べると、物足りない印象です」(スポーツ紙デスク)
二軍生活が続く平内だが、女性との関係はチームメイトも公認のようで、堂々と手をつないで駅構内の売店に向かった。
「一緒にいた女性は平内選手の腕に手を絡ませたたりして親密な様子でした。売店では平内選手がドリンクとお菓子を購入すると、彼女が慣れた手つきで彼の鞄にドリンクを入れてあげていました」(居合わせた人)
その後は改札近くの柱の陰に隠れ、周囲の目を気にするようにして話し込む2人。わずか20分ほどの“駅ナカデート”を終えて改札前で別れると、ホームに向かう平内は彼女の姿が見えなくなるまで、手を振り続けていた。
仙台駅まで駆けつけた彼女との束の間のデートが、覚醒の契機となるか。
※週刊ポスト2021年8月27日・9月3日号