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永野芽郁の“ゆるTシャツ”で思い出す、綾瀬はるかの“干物女”姿

初写真集の発売イベントに登場した永野芽郁

『ハコヅメ~たたかう交番女子』が話題の永野芽郁

 永野芽郁(21才)主演でこの夏話題のドラマ『ハコヅメ~たたかう交番女子』(日本テレビ系)このドラマで、コラムニストのペリー荻野さんが注目したのは、永野演じる警察官がプライベートで着る“ゆる~い”デザインのTシャツ。ペリーさんがこのTシャツの“効果”について解説する。

 * * *
「衣装はキャラを表す」というわけで、この夏のドラマにも、『IP~サイバー捜査班』の佐々木蔵之介の作務衣や『彼女はキレイだった』のLiLiCo編集長の派手派手ドレスなど、個性を表す衣装が出てきているが、中で一番気になるのが『ハコヅメ~たたかう交番女子』の永野芽郁のおとぼけTシャツである。

 物語は、町山交番に配属されたひよっこ警察官・川合(永野)が、ワケアリで交番勤務となった元エース刑事・藤(戸田恵梨香)とペアを組み、のんきな交番所長(ムロツヨシ)とともにさまざまな事件に向き合うというもの。いつもは制服姿でパトロールや交番で市民の相談などに勤しむ二人だが、仕事が終わると、宿舎の川合の部屋で女子会が始まる。

 そのときの川合のTシャツがいつもどこかとぼけた感じでいいのである。あるときはダボっとした真っ赤なシャツに胸元になにやらマークが。よく見ると、それは餃子! しっかり「GYOZA」の文字もある。二枚目の刑事・源(三浦翔平)とカップルのふりで被疑者を追い、ホテルに追跡することになったときは、ヒゲの野球選手が黄色いバットを持ったイラストのシャツだった。川合は、仕事なのにホテルの中には入らないと言い出して源を困らせる。鼻をふくらませて抵抗する彼女の胸元にはヒゲバッター…。

 家庭の事情も知らないで交番に息子を迎えに来た母親を責めるような発言をしたり、痴漢被害にあった女子高生に配慮のない聞き方をしたり。ひよっこ川合は失敗も多い。そんな川合に藤は「あなたは覚悟をもって臨むべきだった」と諭し、所長はにこにこと励ます。笑える場面も多いが、本質はお仕事ドラマであり、人の成長を描くドラマなのである。そこにおとぼけTシャツがあることで、ほんわかムードが漂う。餃子もヒゲバッターも大事な役を担っているのだ。

 ここで思い出すのが、2007年と2010年に放送された『ホタルノヒカリ』の綾瀬はるかである。このドラマは、仕事をそつなくこなすが、実は恋愛よりもぐうたらしたいという“干物女”雨宮蛍(綾瀬)が主人公。彼女は帰宅すると同時に髪はちょんまげ、たぼたぼTシャツにジャージという超リラックススタイルになり、縁側でごろごろしながら、干物とビールを楽しんでいた。

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