“義母”の「金銭トラブル」が長らくご結婚のハードルになってきた秋篠宮家長女の眞子さま。婚約内定者の小室圭さんの就職のめどがつき、いよいよ皇籍離脱が目前になったが、すでに“実母”のように慕う小室さんの母・佳代さんの体調に不安があることが判明した。3年ほど前、適応障害の診断を受けたことがあるというのだ。
当時皇太子妃であった皇后雅子さまが「適応障害」を公表されたのは2004年7月のことだった。治療にかかわった東宮職医師団の発表によれば、「妃殿下のご病状の程度は、精神的・身体的エネルギーが低下されてお住まいからお出になることもできないほどに深刻なもの」だったという。
当時、多くの国民にとって「適応障害」は聞き慣れない言葉だった。社会における病気への理解も、雅子さまが病名を公表されたことによって進んだと言っていい。今年5月にはトップ女優の深田恭子が適応障害であることを突然明かし、衝撃が広がった。芸能活動を無期限で休止し、いまも公の場には一切姿を見せていない。精神科医の片田珠美さんが解説する。
「適応障害は、あるストレスに対して対処が追いつかず、心身に不調をきたす病気です。身体症状は、頭痛、腹痛、めまい、動悸、吐き気、下痢、食欲不振、全身倦怠感など。精神症状では、不安、不眠、焦燥感、集中力低下など、多岐にわたる症状が出現します。
適応障害はうつ病と混同されがちですが、ストレスの原因がはっきりしていることと、環境的要因が大きいことが特徴です」
この病を患った人物は、意外なところにもいた。それも、今後、皇室と近い立場になるであろう人である。
「小室圭さんの母・佳代さんも3年ほど前、適応障害と診断を受けたことがあるのです。それから1年半ほど勤務先を休んで、病気による休業の補償を受け取って生活をしていたようです」(皇室ジャーナリスト)
佳代さんのストレスとなった「環境的要因」は何か。皇室の親戚筋になるという環境の変化か。自身の金銭トラブルによるものか。それとも、愛情を注いで育ててきた一人息子が渡米したことで離ればなれになった寂しさか──。
佳代さんの不調は、単なる健康問題では片付けられない。小室さんは「何をするにもお母さんの言うがまま」(小室家の知人)といわれ、眞子さまは佳代さんに相当な信頼と尊敬の念を覚えられているという。社会の大きな関心事であり、いまや令和皇室を左右する眞子さまのご結婚問題の今後と、切り離せない重要な側面を持つのだ。
今年で勤続15年、実は正社員
7月30日、小室さんが米ニューヨーク州の法律事務所に勤務する見込みであり、日本に帰国せずに同地で生活を続けることが明らかになった。
「結婚されれば眞子さまも渡米して、小室さんとともにニューヨークで暮らされることになるでしょう。眞子さまは以前から、30才になるまでのご結婚を強く意識されていました。ご結婚を『生きていくために必要』とまで表現されたほどですから、ご覚悟もよほどのこと。小室さんの就職のめどが立ったことで、今年10月のお誕生日までに結婚が発表できそうだと安心されたのではないか」(宮内庁関係者)
眞子さまのお誕生日まではあと2か月ほど。通常の女性皇族の結婚の儀式を行うには、窮屈なスケジュールだ。