着実に接種が進む新型コロナウイルスワクチン。ワクチンがなかなか確保できなかったり、接種に否定的な人も少なくないなか、皇后雅子さまの「国民を思うお気持ち」は、ワクチン接種においても感じられる。
近頃、成年皇族方のワクチン接種状況が次々と明かされている。6月には上皇ご夫妻をはじめ65才以上の皇族方が、最高齢の三笠宮妃百合子さまを除き2回目の接種を終えられたと報じられた。7月には秋篠宮ご夫妻と佳子さまが1回目、8月5日には眞子さまが1回目、同13日には佳子さまが2回目の接種を受けられたことも明らかになった。
「天皇陛下の接種状況は象徴のお立場に鑑み宮内庁が公表しましたが、上皇陛下ほか皇族方の接種状況は報道機関による“スクープ”です。ですが、ワクチン接種というセンシティブな事柄を裏付けもなく報じることは難しく、限りなく“公表”に近いものに感じます」(皇室関係者)
宮内庁に黙認されている皇族方の接種状況報道。しかし、その一方で雅子さまの接種状況に関する情報は、まったく漏れ聞こえてこない。
「天皇陛下も雅子さまも、ご自分たちが国民よりも特別に早く受けることを避けておられると聞きました。特に57才である雅子さまは、60才以下の国民が未完了の中でご自分だけ優先的に接種されることを避けておられるのではないかといわれていました。ただ、近頃は宮内庁でも職域接種が進んでいます。もし打っていなければ、雅子さまはむしろ“国民より遅い”という状況になりかねない」(皇室ジャーナリスト)
それでも、頑なに接種状況が明かされない理由はいったい何なのか。そもそも、ワクチン接種は、個人の意思が尊重されるべきもの。自身の持病との兼ね合いや副反応への不安など、それぞれの状況を考慮し、接種も個人に委ねられる。
雅子さまに関しても、「コロナ禍でご体調が安定されない上に、さまざまなアレルギーをお持ちのご体質もあり、副反応を考慮して、接種されていないと聞いている」(前出・皇室関係者)という声もある。
「ただ、もし“雅子さまは副反応を気にして打たなかった”などという話が広まれば、どれほどの影響があるでしょうか。ワクチン接種を迷っている人にストップをかけてしまいかねず、社会全体に大きな影響を与えます。一方で、雅子さまが接種されたと明かされれば、接種を進めたい政府の旗振り役にもされかねない。ご体調に不安を抱える雅子さまだからこそ、徹底して接種状況をひた隠しにされているのではないでしょうか」(前出・皇室関係者)
雅子さまの国民を思うお気持ちが、「ワクチンについて明かされるのは無理」という結論を導いたのだ。
※女性セブン2021年9月2日号