暑い時期に、なぜか食べたくなるのがカレー。ご飯にかけておいしいのは言うまでもないが、パンにくるんで食べるカレーパンも偉大な発明だ。そんなカレーパンをこよなく愛するのが俳優の石坂浩二さんだ。
「もう半世紀以上も昔の話になるのに、カレーパンの思い出は鮮やかな情景としていまもよく覚えています」という芸能界きってのカレーパン好きの石坂さんは、石坂流“カレーパンとの至福の時間”についてこう語る。
「仕事が休みの日、カーテンから差す光で日が高くなってきたのを感じながら、ゆるゆる起きる。近所のパン屋さんで、おばちゃんが揚げてくれたばかりのカレーパンを手に、隣の本屋で新聞を買って部屋に戻るんです。記事を拾い読みしながら、冷蔵庫から出したばかりのキンキンに冷えたビールを飲みながらアツアツのカレーパンをかじる。“ああ、うまい。これがおれの休日だ!” って、もう至福の瞬間でしたね。
残念ながら昔からお気に入りのパン屋さんはどこも閉店してしまいましたが、いまもその味は忘れられません」
カレーパンとビールの組み合わせを激推しする石坂さんが、ビールに合う“完全妄想オリジナルカレーパン”を考案。あっと驚く変わり種もたくさんあるので、ぜひお試しあれ!