舞台を終えて出てきた仕事終わりのタレント・中川翔子(36)は、パープルのワンピースに身を包んでいた。さすがの小顔と芸能人オーラに、通行人も振り返る。この日は事務所の車で帰路についたが、別の日、仕事場から出てきた中川が乗り込んだのは、“愛車”のベンツだった。
車は、6月12日に投稿したYouTube動画内で、1年間の無料レンタルを受けたもの。運転はマネージャーに任せて、自身は後部座席でラグジュアリーな乗り心地をゆったり楽しんでいた。
YouTubeの動画では、あくまで試乗だけのつもりだった中川が、ショップスタッフから「気に入っていただけたようなので、1年間無償でお貸し出しをしたいと思います」と言われ、大喜びする内容だった。全盛期に比べるとバラエティ出演本数は落ち着いた中川だが、メルセデス・ベンツ側から無料レンタルを申し出るところに、相変わらずのタレントパワーの強さが伺える。
中川は昨年4月に開設した公式YouTubeチャンネル「中川翔子の『ヲ』」が好調だ。舞台出演などで多忙な中でも週に1~2本アップのペースを守り、登録者数59.4万人を誇る。イラストの腕前を生かした「『鬼滅の刃』の我妻善逸を筆ペンで一発描きしてみた」(2020年4月13日公開)は310万再生を突破。つい最近でも「突然ですが、ショートボブになりました!衝動で髪を30cmカット!」と題した動画(8月7日公開)が100万再生を達成した。
YouTube専門ニュースサイト「ユーチュラ」では、YouTuber事務所UUUM(ウーム)が発表した2021年5月通期の決算資料をもとに「1再生あたりの広告収入は約0.341円」と計算している。これは1再生の単価としてはかなり高いほうの部類だから、少し差し引いて考えても、総再生数8700万回以上の「中川翔子の『ヲ』」は2000万円以上の収益が生まれているとみられる。さらに、1年のレンタルとはいえ新車価格640万円のベンツにタダで乗れるのだから、その恩恵は大きい。